春になりました。春は出会いと別れの季節です。 ということで、高校野球界でも監督交代などなど、いろんなことが起きています。
一番びっくりしたのは、東京・修徳高校。不祥事以来、かなりごたごたしていましたが、2月から鳥山泰孝さんが指揮を執っています。鳥山さんは宇都宮学園高から国学院大に進み、卒業後は国学院大・竹田利秋監督の下でコーチを務めていました。高校、大学では主将を務めていたそうで、かなりの人格者だとか。まだ31歳という若い監督さんです。修徳をどう立て直すか、注目です。 千葉・市立船橋も、監督交代となりました。中学界で「名将」と呼ばれた石井忠道監督が3年間率いていましたが、石井監督はこの春から松戸国際高校へ異動。公立高校で再スタートです。 習志野高校の椎名勝監督も、昨年度いっぱいで辞任となりました。椎名監督は習志野二中で全中準優勝の実績を持つ指導者です。母校、習志野高校を率いては、夏の甲子園に一度出場。明徳義塾を破るなど、存在感を見せました。この春からは、中学校の教頭先生になったという話を聞いています。一度、取材に行ってみたかったのですが。実現できず。
また、東京大会のパンフレットを見て、驚いたことが一つ。 都立保谷高校の有馬信夫監督、異動されたんですね…。都立城東を甲子園に導いたことのある監督さんです。2006年春に開校された都立総合工科高校(前・都立世田谷工業)に移られたようです。すでに監督になられているかは不明ですが、総合工科は学校ホームページを見ると、専用グラウンドもあるようで、強くなっていきそうですね。 で、保谷高校。有馬監督の代わりにこられたのが、前・世田谷工業監督の長嶺功さん。ほほぅ。これまた、楽しみです。
ちなみに、総合工科は東東京。 西東京の強豪私学の監督さんが言っておりました。 「有馬さんが東東京に行ってよかったよ。都立であれだけ一生懸命やっていて、すごいよ」 有馬監督、恐れられていますね…。
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