2006年02月21日(火) |
飛距離革命! ゼットの「レボル Z1」 |
昨日の日記でNewビヨンドについて書いたところ、お世話になっている埼玉の先生から「ゼットの『レボル Z1』もいいですよ!」と教えてもらいました。
http://www.rakuten.co.jp/gripsports/467523/469487/763333/
ゼットが「トリプルゼット」に次ぐ、飛ぶバットとして昨年末に発売したようです。各社が出している飛ぶバットは打球部が柔らかくなっていますが、レボルZ1は硬いのが特長とのこと。
上記のHPにはこんな説明書きがありました。 「ボールにくいつきもっと飛ばせる。高弾性ウレタンをボールの硬度に合わせて、バット表面に被覆一体化することにより、打撃時のボールとバットに発生するひずみの復元タイミングを近づけ大きな反発力を生み出します。ボールと高弾性ウレタン素材との間の大きな摩擦力により、ボールに大きな揚力を生む強烈な回転を与えます」
と、まぁ、専門用語(?)が並ぶので、分かったような、分からないような感じですが…、とにかく試してみましょう(笑)。新軟球対応のバットでもあるらしいです。
しかし、次から次へと新しいバットが出てきても、中学校の野球部ではそう簡単に買えないですよね。学校から出ている年間予算は、雀の涙ほどしかありませんし…。部費だって、そんなにたくさん徴収するわけにはいかない。というわけで、ポケットマネーを出している先生が多いようです。が、公立中学校には異動があるので、せっかく買ったバットを置いたまま、他校へ転勤…なんてこともあるようで…。
バットといえば、年末の愛知トレーニング交歓会で栃木南中の板倉茂樹先生が、「自分がいつも振るバットよりも、2割重たいバットと2割軽いバットを組み合わせて振ることで、スイングスピードが速くなる」と言っていました。 また、どの先生から教えてもらったか忘れてしまいましたが、「重たいバットを振ったあとは、必ず軽いバットか通常使うバットを振ること」と言う先生がいました。 特に冬場は重たいバットで振り込むチームが目立ちます。でも、いわゆる遅筋ばかりがついてしまい、速筋に繋がってこない、と。なので、重たいバットだけ振っているのはあまりいいことではない、という話でした。
高校野球では冬場、重たい木製バットで振り込んでいるチームが多いですね。ただ、これもどの先生に聞いたか忘れてしまいましたが…、「シーズンが始まって、金属で打ち始めると、手首を痛める選手が出てくる」と。どんな理屈でそうなるのかは、ちょっと忘れてしまいました…。
そういえば、中学の練習を見ていると、トスやバッティング練習で、ビヨンドを使うチームと使わないチームに分かれます。使わないチームの理由は「ビヨンドは消耗品なので、練習で使うと劣化する」。そのため、練習中は普通の金属バットを使っています。 ただ、やはり、試合を考えると…、試合で使うバットで練習をした方がベストなのは当然のこと。それでも、練習からビヨンドで打ちまくって、「ビヨンドの芯にヒビが入ってしまった」なんてこともあり得ますからね。難しいところです。
最近、『頭脳のスタジアム』(吉井妙子著 日本経済新聞社)という本を読みました(非常に面白い本でした。お勧めです)。 その中で西武の和田一浩がバットについて語っていました。 「バットから受けるフィーリングというのは、ぼくの身体にすごく染み付いていると思うんですよ。身体が覚えているバランスというのを変えたくないんです。 キャンプのときに皆、マスコットバットで打撃練習するじゃないですか。ああいうのも嫌ですね。感覚が少しでもズレるのが嫌なんです。だから、キャンプでもシーズン中でも、バットは絶対に変えません」
5年間、バットの形も重さも全く変えていないそうです。そのバットで練習にも試合にも臨むとのこと。
「レボル Z1」の話から、話題がどんどん逸れていきましたが、バットにまつわるお話でした。
|