2005年11月30日(水) |
12月から軟球の新意匠ボール発売 |
今年も早いもので、あさってから12月。 自分の大好きな箱根駅伝まで、残りあと1ヶ月となりました。
さて、12月初旬に、いよいよ軟球の新意匠ボール(B球・C球)が発売されるようです。大人が使うA球はすでに発売されていますが、中学生のB球、少年野球のC球は製造過程でトラブルがあったために、発売が延期。当初予定されていた8月から大幅にズレ込み、12月にようやく発売となるようです。
新軟球について詳しくは、全軟連のHPへ! http://www.jsbb.or.jp/
気になるボールの移行時期ですが、全軟連主催の大会については平成18年度の大会から。もちろん、横浜スタジアムで行われる全日本少年も新ボールとなります。 一方で中体連主催の大会についてはどうかというと、こちらは平成19年度の大会から移行することでほぼ決まっているようです。つまり、今の中学1年生が来年秋に新チームとなってから。来年の愛媛全中はいまの軟球を使いますが、再来年の全中(たしか秋田)は新球を使うようです。
となると、平成18年度は中体連では現在の軟球、全軟連では新球となります。これは大変! そのため、県によっては、「中体連と全軟連の移行時期をあわせましょう!」ということで、来年度についてはどちらの大会もいまの軟球で行うそうです。しかし、県大会ではいまの軟球でも、勝ちあがっていけば、新球を使わなければいけません。2つのボールで練習しなければいけないのは確実です。
心配なのは、ただでさえ、予算のない中学野球部に新球を揃えるだけのお金があるのか…。いや、もちろん、揃えるだけのお金はあると思いますが、その分、今まで使っていたバットやネットなどにお金をかけられなくなってしまいます。中体連か全軟連が、各チームに数球でも寄付してくれればいいのに…なんて思いますが、そんなこともできないでしょうね。 このあたり、高野連は太っ腹で、県によっては、加盟している全チームに硬球を何ダースか提供しているところもあるそう。まぁ、高野連は大会に入場料を取っているし、プログラムも高かったりするので、中体連や全軟連とはまったく別ですけどね。
で、実際に軟球が変わると、野球がどう変わるのか? すでにA球に世に出回っているので、実際にプレーしている指導者も多いようです。また、B球もすでに手に入れて、試している指導者もいます。 話を総合すると、 「やっぱり、打球がよく飛ぶ!」 「ピッチャーの変化球がやたらに曲がる」 「バウンドは結局は軟球だから高く跳ねる。でも今の軟球ほどは跳ねない」 「雨が降ると、滑ってしまうような気がする」 などなど。 とくに「打球が飛ぶ」「変化球が曲がる」というのは多く聞かれる言葉だ。 より、野球らしくなるかも?! <打球が飛ぶ→バッティング練習に力が入る→抑えるためにピッチャーの投球、ディンフェンスレベルも上がる> なんて、相乗効果が生まれるといいんですが。 打球が飛ぶとなれば、いま以上に外野手の重要性も増してくるでしょう。
ウワサでは、新球用のバット(ビヨンドのように芯が柔かいタイプ)を開発しているメーカーがあるとか、ないとか…。
とりあえず、12月には一般発売されるそうなので、まずは試してみましょう! 試してみた先生方、今とどんな変わりがあるか教えてください!
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