2005年11月28日(月) |
第5回御殿場招待試合 |
第5回御殿場招待試合が11月26日から2日間、静岡県御殿場市を中心に行われました。 第5回を数える大会ですが、何と第1回大会はたった4チームからのスタート。そこから一気に数が増えていき、今大会は県外29、県内22、地元・駿東地区10、計61チームの参加。かなりビックな大会です。県外は長野、三重、千葉、新潟、神奈川、山梨、東京、石川、富山から参加していました。
大会を主宰するのは御殿場南中の秋岡達郎先生。宿の手配から、試合の割り当てまで、大会に関するほとんど全てのことを一人で行っているすごい人です! チームのユニホームも派手な「赤」ですごいですけど(笑)。最近、知ったんですが、甲子園球児でもあります。
大会は2日間ともに、交流試合。多いチームでは、2日間で5試合やるところもあり、学校の都合上、土日どちらかだけの参加のチームもあるようです。 決して勝敗を競うわけではありませんが、参考までに大会結果を載せると、2日間ともに参加し、全勝だったチームは以下の通りです(引き分けがあったチームは除いています)。
印西市立木刈中(千葉) 4勝0敗 富士吉田市立吉田中(山梨)4勝0敗 掛川市立西中(静岡) 4勝0敗 大東町立城東中(静岡) 4勝0敗 島田市立金谷中(静岡) 4勝0敗 伊東市立対馬中(静岡) 4勝0敗
大会には『野球小僧』や『ヒットエンドラン』の取材でお世話になった先生方が多数参加しており、改めて色々なお話を聴かせてもらいました。もちろん、そのほかの先生方にも! どうもありがとうございます!
ミーティング&野球部通信で取材をした小俣町立小俣中の濱口誠先生は「野球小僧を見たっていうて、愛媛の先生から野球部通信が送られてきたぞ」なんてことを言っていました。ホントデスカ…。いや、ホントらしいんですが、愛媛の先生まで『野球小僧』を読んでくさださっているなんて嬉しい限り。
マニアックな走塁編で登場していただいた松本市立女鳥羽中の上條郁男先生のもとには、「京都の先生から、『こういう面白い走塁もあるけど、どうでしょう?』という電話がかかってきた」とのこと。これまた、嬉しい話です。 また、その走塁がえらいマニアックなこと! その話で夜の懇親会は盛り上がりました。 が…! 翌日、帰ってから、ルールブックで調べると、おそらく、その走塁はルール上ではアウト。ルールに引っかかります!
2日間見た中で、「面白いチームだなぁ」と印象に残ったのが長野・上田市立第一中。チビッ子軍団なんて言ったら失礼だけど、160センチもなさそうな選手が、チョコマカと走り回り、元気一杯! そこに、ガタイのいい背番号1と背番号5の選手がうまくミックスされ、秋としては完成度の高いチームに仕上がっていました。岳洋中戦では絶妙すぎるトリックプレーで決勝点を奪っていました。
びっくりしたのが、2日目の桐蔭学園中戦。帽子を脱いだ選手たちの髪の毛が、五分刈りというより、五厘刈り。しかも、刈ったばかり、という新鮮さが頭に表れていました。後日、顧問の坂巻幸治先生に聞くと…。 「お前らが、桐蔭に勝てるものは何だ? 気持ちしかないだろう! 気持ちで勝つ!」 といったことを、前日のミーティングで選手に話したそうです。すると、選手たちは自主的に頭を刈ったとのこと。まぁ、土曜日もかなり短い選手ばかりでしたけどね。もしかして、上田一中ではよくあることなのかも? なお、試合は序盤に3点を先制されるも、中盤に下位打線の連打で2点を奪い、2対3でした。負けはしたけれど、気迫は桐蔭学園中に勝っていた! 2番手で登場した背番号8の超小柄な左腕クンは、打者をひとり打ち取るたびに、ベンチに向かってガッツポーズ。ほんとに楽しそうに投げていました。こんなピッチャー見たことない!
ちなみに上田一中は、今年の夏、全軟連の長野県大会を制し、北信越大会に出場した強豪。北信越では石川・根上中に負けてしまいましたが…。 じつは坂巻先生はもともとは横浜出身。何と、横浜市立鶴ヶ峯中で阿波野秀幸(桜丘〜亜細亜大〜近鉄〜巨人)とバッテリーを組んでいたとか! 今年こそ、全国目指して頑張ってください!
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