2005年09月07日(水) |
ノーワインドアップから一塁牽制ができる?! |
3日の日記でボークについて書いたところ、石川・緑丘中の山岸昭彦先生より電話をいただきました。
「右投手の場合、ノーワインドアップからそのまま一塁牽制できるって知ってる?」
いや、知らないっす…。 山岸先生によれば、数年前に高野連から各高校に配られた、<正しい牽制>を解説したビデオに、「ノーワインドアップからの一塁牽制」が入っていたそうです。
ノーワインドアップは、右足はプレートの上、左足はプレートの後ろ。両手は胸(おなか)の前でセット。ここから普通は投球動作に入るのですが、左足を投球動作のように上げず、そのまま一塁方向へ踏み出してしまえば、牽制が可能だというのです。
こういう話って聞いたことがありますか? ネットで調べたら、ちょこちょこっと載ってはいたのですが。 どうも、ボークに関する規則は苦手です…。
ちなみに、ノーワインドアップからの三塁牽制はNG。 それは、左足の上げが投球動作と似てしまうため、ランナーを騙す行為として見られてしまうため、だとか。
でも、山岸先生…。 「ノーワインドアップからの一塁牽制を試合では使わないのでしょうか?」 「それは、『ボーク!』と勢いで言ってしまう審判の方がいるかもしれないので」 確かにその通りかも。
しかし、本当にこれってボークではないの?!
牽制については、牽制をピッチングに応用できる、という話も教えてくれました。
よくいると思いますが、投球は大したボールを投げないのに、一塁牽制の球は素晴らしい投手がいますよね。あれは、「一塁へ投げることで、回旋力が増している。うまく使えている」と山岸先生。それを利用して、「一塁牽制をずっと練習させると、回旋を覚えて、投球もよくなるケースがある」。 さらに、こういう投手には、「三塁ベースをホームベース、キャッチャーを一塁ベースとイメージして投球するといい。つまり、ホームに向かって牽制する気持ちで投げる」 なるほどなぁ、と納得。 それに牽制の場合は、テイクバックがコンパクトになって、ヒジから上げられるのに、投球動作の場合は後ろが大きくなってアームっぽくなる投手もいますよね。。 不思議ですねぇ。
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