みのるの「野球日記」
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2005年04月10日(日) 横浜高校新1年生・高濱卓也デビュー

 今日は春季神奈川大会2回戦を見に、桐光学園のグラウンドへ。お目当ての桐光学園エース山室公志郎(3年)は登板せず、二番手の石渡智大(3年)が先発。試合は中盤に桐光打線が爆発し、6回コールド12−2で快勝した。石渡も完投勝利。
 なお、石渡は川崎市立川中島中の出身。ロッテの内竜也(県川崎工出身)の2つ後輩にあたる。現在、川崎市立西中原中を率いる高山裕一先生の教え子。ちなみに石渡と内の間には、この4月から駒大に進学し、早速ベンチ入りを果たしそうな強肩外野手・上田貴典(桐蔭学園出身)がいる。毎年いい選手が出ています。

 桐光学園の試合を観戦中、横浜高校の高濱卓也(1年)が6番サードでスタメンデビューを果たしたことを知る。4打数2安打と活躍したそうだ。シニアやボーイズ出身なら分かるが、ボールの違う軟式出で、しかも横浜のスタメンってすごいことだ。
 昨春は、明徳義塾中から来た田中大二郎(2年)がこの時期に東海大相模のスタメンに名を連ねていたが、いいバッターにとってはボールの違いなど関係なし?!

 高濱を初めて見たのは昨夏茨城で開催された全中。佐賀市立城南中学校の3番エースで出場していた。間違いなく、その年の全中に出た選手の中でナンバー1の投手&打者だった。ユニホーム姿にも雰囲気があり、走る姿も「全身バネ」といった印象。スタンドで見ていた先生方からは「こういう選手がプロに行くんだろうなぁ」という声も聞こえたほど。

 大会は初戦で春日部市立東中を1−0の完封で下したが、準々決勝では黒部市立桜井中に敗れた。

 と、普通の中学生はここで「引退」となるが、この年の城南中は全軟連主催の全日本少年軟式野球大会の予選も勝ち抜いていたため、茨城からすぐに横浜に移動。横浜スタジアムで開催された全日本に出場した。
 ここでも高濱の名は売れた。投げるストレートはひとりだけ違う。高目にくるボールは浮き上がり、キャッチャーのミットが押し戻されるほど。バッティングでは右投手の内角低めのスライダーをすくい上げ、横浜スタジアムのライトフェンスにワンバウンドで当てる特大三塁打も放った。

 準決勝で地元の横浜市立生麦中に敗れ日本一はならなかったが、見事なプレーぶりだった。このプレーを見ていたのが、横浜高校の首脳陣。小倉清一郎部長も渡辺元智監督も、ほぼ毎年のように、この地元で行われる大会を見にきている。

 秋頃に「高濱は横浜らしい」と中学校の関係者から噂を聞いたが、まさかほんとに横浜に来るとは思わなかった。しかも、4月9日の公式戦にスタメンデビューを果たすなんて…(相当、実力を買われているんでしょうね)。
 サードを守っているが、硬球特有の地を這うような痛烈なゴロには対応できているのだろうか…。「センス」であっさりとこなしているような気もするが。

 今年の横浜の新1年生は中本牧シニアで全国制覇を果たした浦川綾人や、週刊誌で「140キロ右腕」として掲載された泉佐野シニアの西條ら、投手陣が豊富。そんなこともあり、高濱は打者として育てられるもよう。全日本少年のとき、高濱に話を聞いたが、本人も「高校では打者で勝負したい」というようなことを話していた。ピッチングよりバッティングの方が好きという。

 横浜の3回戦は来週土曜日に保土ヶ谷で桐蔭学園と。なお、横浜―桐蔭学園のあとには、センバツに出場した慶應義塾が登場し、武相高校と戦う。土曜日、そして春の大会といえども、熱狂的ファンが多い神奈川なので…、もしかしたら内野は超満員になるかも?! 中学3年の夏から、高濱がどれほど成長したのか、楽しみにしたい。

↓朝日新聞の地域版(佐賀)に載った高濱の記事。中学生の進路が、朝日新聞に載るってすごいこと!! 佐賀の関係者は大ショックでしょうね…。
(長くてすいません、コピペしてください)
http://cache.yahoofs.jp/search/cache?u=mytown.asahi.com/saga/news.asp%3Fkiji%3D3140&w=%22%E9%AB%98%E6%BF%B1+%E5%8D%93%E4%B9%9F%22&d=03CE3A2031&ou=%2fbin%2fquery%3fp%3d%25b9%25e2%25df%25c0%25c2%25ee%25cc%25e9%26fr%3dtop%252c%2btop

 なお、佐相先生の川崎北は、3−9で武相に敗れました。慶應・上田監督との戦いは実現ならず。慶應には佐相先生の東林中時代の教え子、忠本孝英投手がいるので、佐相先生vs忠本となれば、非常に面白かったのですが…。あ、でも、慶應は中林だと思いますが…。

 東林中で忠本と二枚看板を築いていた澤井健は、いま法政二の主戦として活躍中。昨日今日と先発で勝利。慶應と法政二は勝ち進めば、準々決勝で当たる。


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