みのるの「野球日記」
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2004年11月29日(月) 御殿場交歓会

 27日から2日間、静岡県御殿場市と裾野市で第4回御殿場招待試合が開催されました。参加は県外24、県内17、地元駿東地区9の計50チーム。新潟中越地区から、十日町中も参加しました。大会中、富士山がめちゃくちゃキレイに見えて感激!

<県外24チーム>
【長野】松本市立女鳥羽中、上田市立第一中、松川町立松川中
     中野市立高社中、茅野市立北部中
【三重】南勢町立五々所中、小俣町立小俣中、鳥羽市立鳥羽東中
【新潟】十日町市立十日町中、糸魚川市立糸魚川東中
【富山】氷見市立北部中
【千葉】印西市立木刈中、印西市立船穂中
【東京】修徳学園中、足立区立第九中
【神奈川】茅ヶ崎市立萩園中、横浜市立橘中、慶應湘南藤沢中
      横浜市立鶴ヶ峯中、秦野市立渋沢中、横浜市立戸塚中
【山梨】忍野村立忍野中、甲斐市立竜王北中、都留市立都留第二中

 初日は裾野市営球場で修徳学園中、女鳥羽中などの試合を観戦。夜は御殿場ICの近くで開かれた懇親会&2次会に参加。そして、最終日は鶴ヶ峯中の榎屋剛先生と一緒に、十日町中、東海大翔洋中、氷見北部中、竜王北中、大東城東中などの試合を見てきました。

 今大会で一番見たかったチームが長野の女鳥羽中。榎屋先生のほか、竜王北中の北川俊明先生から、「監督の上條郁男先生が面白い! ぜひ試合を見るべき」と聞いていたからです。
 上條先生は前任校の塩尻市辰野町中学校組合立両小野中学校で全中に出場。かつては埼玉の西部地区で監督をされていたそう。

 初日、女鳥羽中は修徳学園中、裾野市立富岡中と対戦。修徳には完敗、富岡には1点差で勝利。正直、投打ともにレベルは高くない。ただ、「面白い」と聞いていた通り、発想が豊か。先の塁に進むのは、「盗塁だけじゃない」と、小さなスキを突いてくる。
 修徳学園中との試合では、一塁走者がわざとリードオフを大きくとり、捕手が一塁へ送球する間を狙って、二塁を陥れるプレーを見せた。富岡中戦でも、幾度もこのプレーを披露した。

 ただ、一番期待していたプレーは見られず。何かといえば、ホームスチールだ。
 去年、御殿場交歓会で戦った北川先生の話。
「うちのキャッチャーがミットを脇に挟んで、両手でマスクをつけていたら、サードランナーがいきなり走ってきたんだよ。キャッチャー慌てちゃってさぁ…」
 ミットを脇に挟んでいるということは、もちろん手にミットははめていない。ボールを持っているのは、ピッチャー。でも、キャッチャーに投げようとも、ミットを着けていないキャッチャーに投げるのは怖い。。
 まぁ、そもそも、片手でマスクを被らないキャッチャーが悪いのだが…。中学野球を観ていると、ミットを股や脇に挟んで、マスクを被るキャッチャーが案外多い。そんな、スキを狙って、女鳥羽はガンガン走ってくる。

 上條先生は言う。
「いまのチームには兵隊がいなくて、なかなかホームスチールができないんだけど、じつは、もうひとつホームスチールのやり方があるんです」
 投手は右投げ。三塁走者は三塁コーチャーズボックスのホームベース側寄りの位置までリードをとる。大きなリードを取る三塁走者に誘われて、足をゆっくり高く上げる三塁牽制を見せたらしめたもの。
「足を上げて、三塁に牽制と分かった瞬間、ホームへ走る。これ、高い確率でセーフになります」
 大事なのは三塁走者のコースどり。三塁手が捕手へ投げにくいコースを走れば、完璧。実際に見てみたかったなぁ。。
 かつて、長野県大会ではこのホームスチールでサヨナラ勝ちを収めたこともあったそうだ。恐るべし。

 大会最終日には、修徳学園中も2度のホームスチールを試みた。ともに満塁のチャンスで、相手の左投手がゆっくり足を上げワインドアップで投げたのを狙い、ホームスチールを敢行した。ともにクロスプレーであったが、ホーム直前でアウト。スリリングなプレー、いいものを見せてもらいました。 
 


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