11月13日から2日間、宇都宮市で第7回関東少年新人軟式野球大会(全軟連主催)が行われ、山梨代表の猿橋中が初優勝を飾った。
<1回戦> 大月市立猿橋中クラブ(山梨)3−1横芝町立横芝中クラブ(千葉) 横浜BCサムライ(神奈川)4−2越谷市立大相模中クラブ(埼玉) 壬生町立壬生中クラブ(栃木)9−1新田町立綿打中クラブ(群馬) リトルジャイアンツ(東京)4−0大洋クラブ(茨城)
<準決勝> 猿橋中クラブ6−1横浜BCサムライ リトルジャイアンツ0−0(2−1)壬生中クラブ
<決勝> 猿橋中クラブ2−0リトルジャイアンツ
この大会は出場システムが各地区によって違う。たとえば東京は中体連の秋季都大会では江戸川区立小松川第三中が優勝したが(西尾先生、おめでとうございます!)、関東少年に出られるのは全軟連所属のリトルジャイアンツ。山梨と栃木(おそらく)は中体連秋季県大会の優勝チームが出場。また、神奈川の場合は秋季大会が市大会レベルまでしかないため、実質的には秋の神奈川王者は存在しないことになる。
で、今大会の覇者は山梨の秋季大会チャンピオンの猿橋中。わずか部員14名で秋の関東王者に輝いた。30歳前半の若い平井先生のもと、近年安定した力を見せている強豪チームである。この優勝で山梨県勢は昨年の都留市立都留第二中に続き、大会2連覇となった。
山梨の中学野球は…、やや低迷気味。全中予選となる夏の関東大会の成績を見ると、じつは過去29回行なわれているが、優勝を一度も経験していない。これは関東地区の中で、山梨だけ。全中出場もここ5年で、平成13年の山梨南中が出場した一度だけである。
そんな現状を打破しようと、今夏は全日本少年の関東予選に史上初めて選抜チームを送り込んだ(そのチームでコーチをされていたのが平井先生)。また、数年前から指導者講習会を毎年行い、指導者のレベルアップに努めている。昨冬は相模原市立東林中学校の佐相眞澄先生を招き、バッティング講習会を行なった。
そして、今年は今週日曜日に全中制覇の経験を持つ東海大翔洋中の弓桁義雄先生を招き、『バッテリーの育成』をテーマに指導者講習会が開かれる。 当日はエキシビジョンマッチも行なわれるそう。対戦カードは東海大翔洋中vs南アルプス市立若草中。このカードは、平成6年の全中決勝戦の再現となる。 当時の若草中を率いていた村松博己先生は、現在南アルプス市立櫛形中で監督を務められており、秋の山梨大会ではベスト4にまで進んだ。ちなみに千葉ロッテ・小林雅英投手は、大月市立大月東中時代の教え子にあたる。
そんなわけで、日曜日は櫛形に行ってきます。この間、関東大会で甲府に行ったばかりなのですが…、またまた「あずさ」に揺られてきます。
|