みのるの「野球日記」
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●『中学の部活から学ぶ わが子をグングン伸ばす方法』(大空ポケット新書)

新刊が発売になりました。
しらかし台中(宮城)の猿橋善宏先生の
指導法などが掲載されています。
詳しくは、大空出版HPをご覧ください。
http://www.ozorabunko.jp/book/gungun/

●『グラブノート』(日刊スポーツ出版社)
BBA梅原伸宏さんのグラブ本。構成を担当しました。
親指かけ・小指かけの結び方、グリスの入れ方など、
グラブをよりよくするための方法が書かれています。

*ツイッター始めました
@mino8989 です。

2004年11月08日(月) 中越地震

11月7日、神宮球場で東都大学野球の1部2部入れ替え戦が行なわれ、東洋大が快勝。二連勝として、一部残留を決めた。
 敗れた専修大の先発は、今秋リーグ戦で防御率1位と活躍を見せた阿部正太郎。阿部は十日町中条中から新潟明訓に進み、今年が大学2年目となる。十日町中条中時代はエースとして活躍し、夏の北信越大会準優勝。決勝で山本雅弘先生(現遊学館)率いる星稜中に惜しくも敗れ、全中出場はならなかった。

 当時の十日町中条中の監督を務めていたのが夏井徳治先生。現在は十日町中で監督しており、2年前に北信越を初制覇、全中ベスト8にまで進んだ。夏井先生は7日の阿部の登板試合を、遠く十日町から駆けつけ、応援しにきていた。

 夏井先生と初めて会ったのは今年の金沢交歓会。すごく謙虚な先生で驚いた。なぜだか知らないが、会う前から「怖い先生」というイメージがあったため…。そのあと、今年の茨城全中でもお会いした。糸魚川中の沢辺剛先生、糸魚川東中の中山久司先生と一緒に、全中の視察に訪れていた。

 先月下旬の新潟中越地震。ワタシはそのとき、糸魚川選手権の取材のため糸魚川のホテルにいた。震源地を伝えるニュースを見て、真っ先に十日町中のことが頭に浮かんだ。先週末、夏井先生に電話をすると、「4日から学校が再開しましたが、授業優先のため部活は自粛中。でも、何とか御殿場には出るつもりでいます」。

 今月27日から2日間、静岡県で第4回御殿場招待試合が開催される。十日町中もこの大会に出場する予定でいる。「練習がまったくできなくて、調整が遅れています」と夏井先生。今まで当たり前のように没頭してきた野球ができない日々。先生だけでなく、もちろん選手も保護者も辛い日々だったと思う。御殿場では十日町中の試合が5試合組まれている。


 震災の被害にあった中越地区の中学校の保護者から、『野球小僧』編集部に「練習試合の相手を探してくれませんか」という連絡もきたそうだ。震災前に組んでいた練習試合は、この震災で不可能に。新潟市街に出る道路は分断されているため、関越自動車道を走り、埼玉あたりで…という内容。日程は12月。もし、関越道からそんなに遠くない中学校で予定が空いている学校がありましたら、日記右下のメールフォームからご連絡頂ければ幸いです。

 中学野球に関わる方々の野球に対する情熱は、すごいものがあります。ひとりひとりの情熱が中学野球を支え、日本の野球を支えているのだと、改めて実感しました。


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