今年の夏は遠征続きで、ホテルに泊まることが多かった。ないとヒマなので、ノートパソコンを持っていく。そのほか、当たり前だが着替えや取材道具を一式(といってもノート、ペン、テレコ、デジカメくらいか)。今回持って行こうか真剣に悩んだのが、部屋にある青竹。足裏のツボを刺激する、足踏みです。
カバンに入らなかったので断念したが、あれは本当に気持ちいい。疲れがとれる! 足を踏むだけでなく、足を乗っけたまま前屈すると、ふくらはぎが伸びて、これまた気持ちいい。というわけで、疲れをとるための必需品。
14日から18日まで滞在した甲子園。 聖光学院の本間裕之投手を取材していた途中、控え部員が本間に何かを差し出した。本間はこの日行なわれた市和歌山商戦で完投勝利を挙げ、取材陣約10人ほどに囲まれ、10分ほどずっと立ちっぱなし。また、本間クンは律儀な男なので、大量の汗を垂らしながらも、誠実に記者の質問に答えていた(ホントに純朴な高校生という感じ)。
そこで、控え部員から受け取ったのが、何と青竹。本間は足元に青竹を置き、取材陣の質問に対応しながらも、足ではしっかりと青竹を踏んでいた。県大会など今までの取材で、青竹を踏みながら取材を受ける高校生は初めて見た。よっぽど疲れていたんでしょう。というか、おそらく毎日踏んでいるのかな。なかなか面白い光景だった。
今年の甲子園で一番印象に残った投手は、この本間かも。投球もさることながら、彼の発する言葉に味があってよかった。 「命をかけてマウンドに上がる」 「一球一球、魂を込めて投げる」 「このマウンドで野球人生が終わってもいい」 本間語録と名づけてもいいほど。
ちなみに本間の球を受けていた4番捕手の橋川侑輔は横浜市磯子区にある横浜市立岡村中学校の出身(ゆずの母校です)。中学時代は硬式の横浜ベイボーイズで野球をやっていた。横浜から福島まで行くなんて、すごいなぁ。周囲の反対もあったようだが、甲子園に出られて、ベスト16まで行けたのはすごいことだと思う。
しかし…、ボールが良く飛ぶ最近の甲子園。M社製ですか?!
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