2004年04月28日(水) |
全日本少年軟式野球大会 沖縄県予選 |
8月23日から26日まで横浜スタジアムで行なわれる第21回全日本少年軟式野球大会。先月末、全国トップを切って沖縄県代表が決まった。沖縄は3月末の「沖縄海邦銀行杯争奪中学軟式野球大会」を制した1チームが代表になり、横浜の出場権を得る。この大会は平たくいえば、春季沖縄大会。沖縄の春のチャンピオンが、夏の全国大会に出場できる(冷静に考えると変な仕組みであるが、神奈川も春のチャンピンが横浜に出場する)。
今年、春の沖縄を制したのは豊見城市立伊良波中。 (琉球新報によれば、勝ち上がりは以下の通り) 3月25日 1回戦 4−0 本部中 3月26日 2回戦 3−0 安岡中 3月26日 準決勝 5−3 平良中 3月27日 決勝 5−0 与勝中
3日間で4試合という、中学野球では当たり前の強行スケジュールを勝ち抜き、全日本初出場を決めた。 決勝ではエースの新城周平が2安打完封勝利。新城は1回戦でも完封、2回戦では途中で交代したが無失点に抑えている。「新城周平」、今は名前しか分からないが、豪腕投手なのか、それとも技巧派なのか…8月の開幕が今から待ち遠しくなってきた。
ここ数年、中学野球を見てきたが、最近特に思っていることがひとつ。それは「化け物に出会いたい!!」ということ。めちゃくちゃ球が速い、とんでもない飛距離を放つなど、何でもいい。「これはすごい!」という選手をこの目で見てみたい。昨年は全中と全日本を見て、好選手はいたが、「化け物」には出会えなかった。
沖縄・伊良波中と聞くだけで、どんな選手がいるのか、どんな野球をするのかワクワクしてくる。去年の沖縄代表・上本部中には與那嶺祐也(現興南)という素晴らしい投手がいただけに。 先月、沖縄遠征を行なった川中島中の高山裕一先生(現西中原中)は「沖縄はすごい。身体能力がずば抜けている。日本のキューバだったよ」と話していた。 伊良波中……驚くようなスーパープレーを横浜で見せて欲しい。
ちなみに沖縄の次に決まるのが、開催市となる横浜市の代表。横浜市春季大会優勝校が全日本の出場権を得る。こちらは5月8日に準決勝、9日に横浜スタジアムで決勝が行なわれる
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