みのるの「野球日記」
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@mino8989 です。

2004年01月10日(土)

 先日、横浜市の中学校で話しをする機会があった。約40名の野球部員を前に、これまでの取材で得たこと感じたことなどを喋った。
 
 顧問の先生からは、3ヶ月ほど前から、「何か話してくださいよ」と頼まれていて、それを曖昧な返事で伸ばしてきた。理由は、人前で話すのが苦手なことと、、まだ人前でいっちょまえに話をするほどの力がない、ということ。でも、先生の熱意、というか押しに寄り切られ、年明けに話をすることが決定。そのため、年末年始は、何を喋ろうか、何を喋ったら中学生のためになるのだろうかと、苦悩の日々。まぁ、直前には「どうにかなるだろう」と完全に開き直りモードになったんですが。。

 今回話をして思ったのは、人前で話すのは自分の勉強にもなる、ということ。自分の考えなどを言葉に出すことで、足りないものが分かるし、改めて考えがまとまったりもする。こんな感じをどっかで味わったなぁと思っていたら…、就職試験の面接に似ている。面接って、終わるたびに、後悔の連続。あそこをもっとこう喋れば良かった、準備が足りなかった…そんな後悔が続く。面接で話している最中に、「あれ、おれなんでこんなこと喋ってんだ」と思うこともよくあった。自分の言いたいことと、実際に話していることが違う…。

 で、面接って、あの雰囲気がイヤ。まず、面接が上に進めば進むほど、面接官との距離が広がる。あの距離感が遠くにいけばいくほど、その間に流れるイヤ〜な空気が何ともいえん。1次面接のように、小さな机をひとつ挟んだくらいの距離なら、そんなにも緊張しないのだが…。そもそも、面接って、互いに正面を向いてやる。これが非常にツライ。お店のカウンターのように、隣に座っての面接なら、多くの人がリラックスしてできると思う…。まぁ、でも、社会に出てプレゼンや商談するときは、面と向ってやるので、それに慣れなくてはいけないんですけど。取材も一緒ですね。

 そんなことを考えながら……。
 中学生の前で話をした日の夜は、横浜で新年会があり、とある強豪私学の監督さんが、こんなことを話していました。
「選手を自分の正面ではなく、自分の隣に立たせて話をするようになってから、良い結果が生まれるようになった」
 選手も監督に面と向って何かを言われるよりは、隣で肩でも抱かれながら、アドバイスをしてくれた方が受け入れやすいのでしょう。すごく、よく分かる。合コンでも…、真正面に座った人よりも、隣に座った人を落とす可能性の方が圧倒的に高いと言いますね、はい。

 そんなわけで、無事に終わった初講演? 教室でやったんですが、さすがに40人もの目が自分を見ていると、ドキドキしてしまいます。いっつも、そんな状況で授業をやっている先生はすごいなと思いました。

 質問コーナーもあったんですが、そこで出た多くの質問が「相模原はなぜ強いのか?」「全国のレベルはどんなものなのか?」など…、他地区の野球についてでした。
 だからということではないんですが、なかなか目にする機会が少ない中学校野球の写真を公開することにしました。現役選手、あるいは先生方が見て、「これはすごいなぁ」、あるいは「なんだウチのピッチャーの方がいい投げ方をしてるぞ」と思って頂いたり、何かを感じてもらえれば嬉しいです。


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