昨年の1月2日は、国立競技場で大学ラグビー準決勝の取材。一昨年の1月2日も同じく国立へ。そのため、箱根駅伝・往路は花の2区の途中までしか見れませんでした。 箱根駅伝は、小学校の低学年頃から、ず〜っとテレビで見続けてきて、いまでも正月一番の楽しみです。楽しみを味わうため、2日3日は予定を一切いれません。往路は1区から、復路も山下りから見るため、スタートする8時前には必ず起床。普段、休みの日は昼頃まで寝ているのに、箱根駅伝の日だけは特別。家族の誰よりも早く起きます。
今年は大学ラグビーの取材がなかったため、往路も復路もすべてテレビで見ることができました。本来ならラグビーの取材がなくなったら悲しむべきことなのかもしれませんが…、箱根だけはテレビで見たいんですよね。「テレビで」ってところが結構重要で…。大学生の頃、家族で権太坂近くに行き、初めて生観戦したんですが、あっという間にランナーが走り去ってしまって、「え? もう終わり?」って感じだったんです。レース展開も分からないし。その年以来、「箱根駅伝はテレビで見た方が面白い!」と決心しました。 でも、今大会は知り合いが何人か箱根を生観戦したようで…、ちょっと羨ましいなと思ってしまいました。来年あたりは、「生で見たい!」と思うかもしれません…。
今年の箱根駅伝を見て気付いたことは、アンダーアーマーを着てる選手がかなり多かったことです。去年もチラホラいたと思いますが、今年ほど多くはなかったはず。とくに往路の選手に目立ったような気がします。 アンダーアーマーは箱根だけでなく、高校ラグビーでも目につきました。野球界で浸透し始めたのは2〜3年くらい前ですかね? 箱根にもラグビーにも…すごいですね。これだけ着ているということは、選手自身がそれなりの効果を感じているのでしょう。
あと、箱根駅伝といえば「襷」です。その襷でいつも思うんですが、襷を中継所で次の選手に渡すとき、片手で渡す選手がいます。それを見るたびに、「両手でしっかりと襷の端っこをもって、丁寧に渡しなさい!」と思ってしまいます。片手でぐちゃぐちゃにした襷を、そのまま渡す選手がいると、受け取る選手が襷を落としてしまうんじゃないかとハラハラしてしまいます。って、20キロ以上走って、疲れている選手に、襷の渡し方まで要求するのは酷?
400メートルリレーや800メートルリレーだと、バトン練習をしますが、箱根で「襷練習」ってするんでしょうか? しないですよね…。テレビを見てる限りでは、襷の掛け方の練習はしているように思うんですが。過去にニューイヤー駅伝を見ていたとき、駅伝経験が浅い外人 選手が、襷をうまく掛けられなくて、かなり走りづらそうにしていた記憶があります。 毎年思います。9区や10区になると、「あぁ、これで今年の箱根駅伝も終わるんだ」と。正月の終わりを告げます。あんなに楽しみにしていたのに、ゴールが近づくと、どんどん寂しくなっていくのです。 同じく「箱根駅伝好き」の某編集者さんは、「箱根駅伝が終わると、正月休みも終わり…という感じです。夏の甲子園の終わりに、夏休みの終わりを感じていた、高校生までと似たような気持ちですかね」とメールを下さいました。まさしく、その心境です。 箱根や甲子園。余韻が残るのは、閉幕した翌日まで。翌々日になると、サーッと波が引くように、何も残らなくなるような気がします。
そんなわけで、今年は3年ぶりに10区丸々テレビの前で見ました。ヒマなやつです。しかし…巨人戦では見ているだけで、聴いているだけで、腹立たしくなる日テレですが、箱根駅伝だけはちゃんと伝えてくれます。絶叫することもないし…。 でも、そんな日テレにひとつだけ注文です。もうここ何年も中継車が「第三」までしかないんですが、中継車を増やすことはできないんでしょうか。連盟や警察車両との関係で、難しいんですかね。参加学校数も増えたことだし、中継車3台だと、チェックポイントと中継所でしか映らない選手が多いんですよね。バイク車をもう1台増やしても良いんですが…。予算がない?
来年の箱根駅伝まで、約350日待たないといけません。長いです。 というわけで、今年も箱根駅伝で1年がスタートしました。今年もよろしくお願いします!
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