先週の土日、豊橋で「第4回愛知トレーニング交歓会」(中学野球の選手、指導者対象)が行われた。 初日にはアドバイザーとして元中日の捕手・新宅洋志さんがいらしており、午前中は豊橋球場で技術指導、午後は豊橋商工会館で講演会が開かれた。
講演会で印象に残った言葉がある。 「努力という言葉が嫌いです。野球選手であれば、素振りをしたり、走り込みをするのは当たり前のこと。それは努力でも何でもない」 あ〜そうなだよな、と思わず頷いてしまった。
うまくなりたければ、上で野球をやりたければ、自己を高めようとするのは当然のこと。たまに、帽子のツバに「努力」と書いたり、好きな言葉は「努力」と記す選手がいるけど、新宅さんの言葉を借りれば、「努力するのは当たり前」。
新宅さんの話を聴きながら、「努力って言葉を安易に使っていたかも」と自分の文章を反省……。 「ひとつひとつの言葉を大事に」「常套句を使うな」などなど、色々アドバイスを頂いていたが、切羽詰まっているときはついつい逃げてしまうことがある……。 書き手が「努力」だと思っていても、やっている選手からしたら「当たり前のこと」だと思っていることもあるんだろうなぁ。 言葉は吟味して使わなければ……。
新宅さんの技術指導。なかなか味のあるものでした。さすが、元プロ。自分も中学生のときに、レベルの高い指導に出会えることができたら、その後の野球人生も絶対に変わっていただろうなと思います。そんなわけで、家でシャドウピッチングやトレーニングをする今日この頃です。
|