みのるの「野球日記」
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2003年11月09日(日) 済美高校、四国大会制覇

 いやいや、びっくり。創部2年目の済美(さいび)高校(愛媛)が、四国大会で甲子園常連の徳島商(徳島)、明徳義塾(高知)、鳴門工(徳島)を連破し、初出場初優勝を飾りました。徳島商戦にいたっては、26安打で23得点と打線爆発。明徳戦でも6回まで0−7のビハインドから、6回7回8回の3イニングで8点を奪い逆転勝ち。すごい試合してますね。
 四国大会の優勝で、来週14日から開幕する明治神宮大会への出場が決まりました。初戦の相手は、東北大会優勝の東北高校。言わずと知れた今夏の甲子園準優勝校。試合は14日の8時半開始。甲子園でもあるまいし、朝早すぎ……ですが、間違いなく神宮大会屈指の好カードでしょう。
 済美の試合はもちろんまだ見たことがなく、ネットや雑誌等で情報を仕入れるだけです。実際にどんなチームなのか、いまから楽しみでなりません。

<四国大会優勝までの道のり>
◇伊予地区大会
1回戦 ○11−1 松山中央
2回戦 ○ 9−2 松山南
◇県大会
1回戦 ○10−0 松山北
2回戦 ○ 3−1 松山東
準決勝 ○12−2 新田
決 勝 ○ 5−0 八幡浜
◇四国大会
2回戦 ○23−4 徳島商(徳島2)
準決勝 ○ 8−7 明徳義塾(高知1)
決 勝 ○10−3 鳴門工(徳島1)

 済美高校は今年で創立102年目の私立高校。松山市湊町にあります。創立以来、女子校として知られていましたが、創立101年目の昨年、男子生徒を募集し共学がスタート。同時に、硬式野球部も創部されました。チームを率いるのは、高校野球ファンにはお馴染みの上甲正典監督。88年のセンバツ甲子園で、宇和島東を率いて初出場初優勝を成し遂げた監督です。平井正史(中日)、岩村明憲(ヤクルト)らプロ選手も育て上げました。
 済美は学校側のバックアップも万全で、野球部創部に合わせて、中堅120メートル、両翼91メートル(←意外に狭い?)の専用グラウンドを用意し、トレーニングルームまでもあり。施設は抜群だとか。
 
 上甲監督がチームを指揮することもあり、昨年は高校野球雑誌にもチラホラと取り上げられていました。そのため、済美の成績を気にしていたのですが、この秋までは全く良い結果が出ておらず……。改めて成績を調べると、驚き驚き。

<創部〜今夏までの公式戦成績>
◇2002夏 1回戦 ● 6−8 小田
◇2002秋 地区  ○18−0 内子
             ○ 7−0 松山中央
        1回戦 ● 2−11帝京五
◇2003春 1回戦 ● 不戦敗 松山聖陵
    *1年生部員の喫煙が発覚したため
◇2003夏 2回戦 ● 0−10 丹原

 この秋の大会が、県大会レベルでは初勝利だったんです。いや〜、全然知らなかった。今春の「不戦敗」というのもなかなかどうして……。夏じゃなくて良かったかな(←問題発言?)。

 秋の結果を見ると、とにかく打ちまくっているよう。打線の中心は3番高橋勇丞(2年)と、1年から4番を打つ鵜久森淳志(2年)。高橋は四国大会3試合で3本塁打。徳島商戦では6打数6安打6打点2本塁打と、化け物的な活躍。ダルビッシュでも真壁でも良いけど、対決が楽しみだ。
 鵜久森は調べてみると、地元のボーイズリーグ松山クラブの出身。今治西から早稲田大を経てヤクルトに入った藤井秀悟の後輩にあたります。大阪出身の選手が多いのだろうと思っていたけど、地元の選手もいたんですね。失礼しました……。でも、いわゆる野球留学生はどれくらいいるのでしょうか。興味ありです。1年前の雑誌には「県外選手8人を含む38人が入部」と書いてありましたが……。

 ちなみに、ついでに調べた1988年の宇和島東センバツ優勝のときの勝ちあがりは以下の通り。懐かしい……15年前ということは11歳か。懐かしいといいながら、宇和島東が優勝したことは覚えているが、試合内容は全く覚えていない。辛うじて覚えているのが、決勝を戦った東邦のエースが山田喜久夫(元中日など)だったこと。あと、宇和島東のベンチ入り選手の中に「神」がつく選手がふたりいて、「縁起がいい」とか「福を呼ぶ」とか言われていたかな。ひとりはキャッチャーをやっていた明「神」。で、もうひとりが思い出せない……誰でしたっけ??
 
<1988年 宇和島東センバツ優勝>
2回戦   ○ 9−0 野洲(滋賀)
3回戦   ○ 9−3 近大付(大阪)
準々決勝 ○ 5−4 宇部商(山口)
準決勝   ○ 5−4 桐蔭学園(神奈川) 延長16回
決 勝   ○ 6−0 東邦(愛知)
   
 そんなわけで、本日で神宮大会の出場校がすべて出揃いました。
・北海道地区 鵡川
・東北地区   東北
・関東地区   土浦湖北
・東海地区   愛工大名電
・北信越地区 金沢
・近畿地区   大阪桐蔭
・中国地区   広陵
・四国地区   済美
・九州地区   福岡工大城東

 ダルビッシュはもちろん土浦湖北のエース須田幸太(2年)、センバツ優勝メンバーの広陵・上本博紀(2年)、福岡工大城東の主砲・定岡卓摩(2年)(←定岡智秋前ダイエー2軍監督の二男)ら、来秋のドラフト候補も出場。朝早いことだけを除けば……かなり楽しみな大会になりそうです。


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