みのるの「野球日記」
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2003年11月17日(月) 神宮大会 神奈川大準優勝

◇明治神宮大会 大学の部 決勝
神奈川大 000 200 241    9
東亜大   106 010 101× 10  

 神奈川大学野球連盟代表の初優勝ならず。神大は終盤脅威的な追い上げを見せ、一時は同点に追いつくものの、サヨナラ負けを喫した。

「ここまでの試合をした選手を誉めてやりたい。同点に追いつくまでがいまのウチの力。逆転する力はまだなかったということです」
 試合後、神大の中田光一監督はサバサバとした表情で話した。
「エラーが5つも出て、お互いフォアボールも多くて、決してレベルの高い試合とは言えないかもしれない。選手には『今日のことを忘れないで、来年の春を目指そう』と話をしました」
 主力メンバーで抜けるのは主将の田口慎一郎(4年・崇徳)だけ。エース荻野忠寛(3年・桜美林)や主軸を打つ北村幸亮(2年・横浜)など、中心選手が来年もそのまま残る。
「まずはリーグ戦で勝たないといけない。神奈川はリーグ戦を勝つことが大変ですから。関東学院も商大もいますからね」
 
 神大はこの秋、平成11年秋以来、じつに8季ぶりのリーグ優勝を飾った。この間、ライバルである関東学院大は4連覇を含む6度の優勝。神奈川リーグの通算優勝回数も関東学院大に抜かれた(現在、関東46回、神大45回の優勝回数)。
 関東学院大はこの10年で14度のリーグ制覇。対する神大はわずかに3度。通算優勝回数こそ、ほぼ互角だが、近年は関東学院大に完全に引き離される形となっていた。
 その関東学院大は全国大会でも力を見せた。02年大学選手権ベスト4、03年大学選手権ベスト8。近畿大や東海大を下すなど、全国の強豪を相手に戦えることを証明した。

「関東学院が全国であれだけ戦えている。それなら、ウチにもチャンスがあるんじゃないかと、選手には話をしていました」
 神大は今秋のリーグ戦で、関東学院大を2勝1敗で下した。
 勝った方が優勝となる大一番、最終節の最終戦、対横浜商大戦ではエース荻野が志願の3連投。粘る横浜商大を下し、秋の神奈川を制した。

「私が神奈川大学に来てから、今年で5年目。神奈川大学リーグのレベルは着実に上がっています。どの大学も関東学院大に勝つことを目標としてやってきて、切磋琢磨して、全体のレベルアップに繋がっている。とくにオープン戦で、六大学や東都の学校と試合をしたときに感じますね。昔より、差が詰まってきていると思いますよ。もちろん、選手個々の能力を見ると、差はあるんですけどね」

 2年前の神宮大会でベスト4に入った城西大の原田監督がこんなことを話していた。
「あの東海大を倒して出場することができた神宮大会。首都大学のためにも東海大学のためにも、情けない試合はできない。まずは1つ勝つこと、それがすごくプレッシャーでした」
 東海大の牙城を崩した城西大は、以降安定した成績を残すようになった。優勝までは行かなくとも、必ず優勝争いに絡む。帝京大の藤川監督は、「城西大は神宮に出てから変わった。負けないチームになりましたね」という。
 全国大会を経験したことで、全国のレベルを肌で感じ、全国で勝ち抜くために必要なものを得た。

 エースの荻野はいう。
「神宮大会は最悪のデキでした。もうリーグ戦で力を使い果たしてしまって……」
 商大との三連戦の疲れが抜けなかった。
「大会で投げる前から、調子が出ないなと感じてました。自分の思ったような球速が出ないし、変化球も落ちない。来年は全体的にレベルアップしないとダメですね。全国大会で投げられる体力をつけないと」
 エースが神宮で得たものはとてつもなく大きい。

「サヨナラ勝ちして、青学にも勝って、最後はサヨナラ負け。これ以上の経験はないですよ。優勝が一番だったかもしれないけど、優勝して満足してもらっても困るし。それぞれの課題が見つかって、ほんとに良い経験になりましたよ」(中田監督)

 全国の大舞台を経験した神奈川大が、どのように飛躍するか。巻き返しを狙う関東学院大など他大学との優勝争いを楽しみにしたい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 というわけで、六大学も東都も良いけれど、神奈川大学リーグも見に行きましょう!
 来年の神奈川リーグは、今季活躍した各校の3年生エースが残り、高レベルの試合が期待できます。

・神奈川大   荻野忠寛(桜美林)
・関東学院大 池田裕行(小山西)
・横浜商大   渡辺翔太(横浜隼人)
・横浜国大   渡邉裕文(岐阜北)
・神奈川工大 岡村貴史(宇都宮南)
 
 
〜〜〜神奈川リーグの全国大会での成績〜〜〜

<明治神宮大会>
2003 神奈川大 準優勝
 2回戦 ○3−2 九州国際大(九州3連盟)
 準決勝 ○4−1 青山学院大(東都大学)
 決 勝 ●9−10 東亜大(四国・中国3連盟) 

2001 関東学院大 ベスト8
 1回戦 ○7−0 徳山大(四国・中国3連盟)
 2回戦 ●0−3 駒沢大(東都大学)

1999 神奈川大 初戦敗退
 1回戦 ●0−2 九州共立大(福岡六大学)

<大学選手権>
2003 関東学院大 ベスト8
 1回戦 ○2−0 東海大(首都大学)
 2回戦 ○5−4 愛知大(愛知大学)
 準 々 ●2−4 東北福祉大(仙台六大学)

2002 関東学院大 ベスト4
 1回戦 ○4−1 四国学院大(四国地区)
 2回戦 ○5−4 近畿大(関西学生)
 準 々 ○4−3 八戸大(北東北大学)
 準決勝 ●3−8 早稲田大(東京六大学)

2001 横浜商大 初戦敗退
 1回戦 ●3−5 崇城大(九州地区)

2000 関東学院大 2回戦敗退
 1回戦 ○8−2 松阪大(東海地区)
 2回戦 ●2−3 国際武道大(千葉大学)
  


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