みのるの「野球日記」
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2003年08月26日(火) New 修徳高校

 埼玉県八潮市の修徳高校グラウンドで、修徳・遊学館・市船橋の練習試合(変則ダブル)が行われました。
3チームの監督さんは、ともに中学野球で実績を残し、中学から高校に指導の場を移した方です。遊学館の山本雅弘先生は、星稜中(石川)で全中制覇を経験。北野栄(ダイエー)、山本省吾(近鉄)らのプロ野球選手も育てています。修徳高校を率いる小田川雅彦先生は、16年間修徳学園中学を率い、全中に2度出場。甲子園で活躍した浜名翔(東海大浦安で00年夏の甲子園準優勝)、栗山辰徳(日大三−立正大)らを指導しました。市船橋の石井忠道先生は常盤平中、松戸第六中(ともに千葉)で全中出場。01年の全中では松戸第六中を率い、準優勝に輝いています。ちなみに決勝の相手は、鶴川(現明徳義塾)のいた明徳義塾中でした。

 JR亀有駅からタクシーに乗り、修徳高校グラウンドに着いたのは9時20分頃。9時半試合開始と聞いていたのですが、9時開始だったようで、第1試合の修徳対遊学館は始まっていました(練習試合では時間変更はよくあることです)。
 ネット裏に、修徳学園中の野球部を率いる小野寺信介先生を発見。小野寺先生は修徳学園中から修徳高校、日大に進んだ方で、中学時代は小田川先生の指導を受けていました。
 しばらく、小野寺先生と試合を観戦。ショートに見たことのある選手が守っていました。昨年の修徳学園中の主将・酒井啓行(1年)でした。キャッチャーも修徳学園中出身の長野祐斗(1年)でした。昨年の修徳学園中は酒井と長野を中心に、全中ベスト4にまで進みました。新チームで、早速レギュラーの座を掴んだようです。ただ、ふたりとも、試合ではあまり良いところが見られず……。酒井は中学時代、抜群に守備が良かったんですが、高校レベルに入るとまだまだという印象を受けました。

 小野寺先生が、「サードとセカンドの選手は栃木から来た選手」と教えてくれました。
 サードは栃木の強豪・益子中出身の長島一成(1年)。この夏の県大会でも、すでに出場を果たしていました。セカンドは佐藤寛己(1年)。こちらは芳賀中の出身。同じく強豪中学です。
 外野に目をやると、レフトにも栃木の軟式野球部出身の選手がいました。レフトを守る松本将志(1年)。物部中出身です。
 この栃木の3選手は、打つ方でも、3番松本、4番長島、5番佐藤とクリーンアップを務めていました。期待の大きさが伺えます。
 
 栃木から来た選手については、今年5月の下野新聞で特集されていました(新聞の切抜きが、グラウンドにある小部屋の窓にも貼ってありました)。

<修徳高の関係者が芳賀郡内の野球関係者と親交があり、これまでに数回、野球教室を開いた関係で、有能な選手が同校関係者の目に留まり、例年にない大量入学につながったと見られる>

 と、紹介されています。
 松本、長島、佐藤以外に、益子中からひとり、真岡東中からひとり、修徳高校に入学しています。

 修徳高校の先発ピッチャーは、183cmと大柄な左腕・斉藤勝でした。130km前後のストレートと、大きなカーブが武器。タイプ的には広島の河内(国学院久我山出身)のような感じです。もっと良く言えば、ランディ・ジョンソンですが……。
 斉藤は7回まで投げ、7失点。初回に4失点、2回1失点、3回2失点。3回までに7失点するも、その後はほぼ完璧に抑えました。まだまだ波の激しい投手。精神的な甘さを感じました。ただ持っている潜在能力には相当高いものがありそうです。
 斉藤は東京の矢口中出身。軟式あがりだそうです。

 結局、修徳のスタメンは8名が1年生。その全てが軟式野球部出身でした(おそらく)。
 来年は全中準優勝になった修徳学園中の主力選手も入部予定。そのほか、軟式の有望選手が小田川先生を慕って、入部するという話を聞きます。
 
 一方の遊学館は、地元金沢でシード決めの大会も行われているということで、レギュラー格の数名は遠征に帯同していなかったそうです。
 それでも・・・、濱村(2年)、江川(1年)、中山(2年)、鈴木(1年)らが出場。遠征組も豪華布陣でした。
 先発ピッチャーは小嶋に投げ方がそっくりの左腕・曽根(1年)。小嶋がまだ残っているのかと錯覚したほどでした。まぁ、球のキレやコントロールに雲泥の差がありますが……。線の細いスタイルも小嶋と似ていました。ちなみに曽根は星稜中出身。当時はエースに片岡(現星稜1年)という素晴らしい投手がいたため、曽根は主にファーストを守っていました。今後、山本先生の指導でどこまで成長するか、楽しみです。


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