みのるの「野球日記」
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2003年08月24日(日) 全中レポ(3) サッカー決勝戦など

 今日は、NHK教育で全中サッカーの決勝(常葉橘vs桐蔭学園中)をやっていました。昨日は確か水泳を、一昨日は陸上を放送していたような気がします。う〜ん……、うらやましい。数年前までは野球の決勝戦もやっていたんだけどなぁ。東林中・清原が3年のときまではTV放送があったと聞きます(ということは99年まで)。自分も見たことあるし。
 どうして、TV中継がなくなったのか。中体連野球専門部のお偉いさんによれば、「野球はお金がかかるし、つまらないから」ということでした。
 私も見ていたときの記憶があるんですが、何か異常につまらない中継だった気がします。いま思えば、ネット裏に設置したカメラひとつで中継していたんだと思います。
 お偉いさんは「保護者の方が撮影した試合のビデオって、すごくつまらないでしょう。何でだと思う? ずっと同じ位置から撮影して、しかもカメラ一台で映してるからだよ」とも言ってました。妙に納得してしまいました。確かに保護者が撮影したビデオはつまらない。よほど注目して見なければ、1試合通しては見られません……。
 
 今日のサッカーを見て思ったんですが、カメラ一台でやっていましたね。でも、それなりに楽しく見られました。水泳も陸上もカメラ一台でした。
「水泳や陸上なんて、レーンの横にカメラ置いて、レース撮っておけば良いんだから」とお偉いさん。確かにその通り。楽しく見れてしまいました……。

 で、サッカーを見てびっくり。サッカーに詳しい人からすれば、常識なんでしょうが、一度交代した選手が、また試合に出場することが可能なんですね。桐蔭中が前半7分くらいに選手を交代しました。「随分早く交代させるなぁ」と思ったら、ベンチにいた監督が「また後半出るぞ! 今日は総力戦だ!」と。まじっすか!?
 ついでに「給水タイム」なるものもありました。でも、気温によってあるときと、ないときがあるようです。「今日は18度なので、給水タイムはありません」と実況の方が言ってました。何度以上なら、「給水タイム」があるのでしょうか……。ご存知の方いますか?

 「交代」について、ネットで調べると、
<「1999年度競技規則の改正について」のFIFAからの通達が掲載されています。
「交代の数」としていたものを「交代」という表現に変えることにより、U-16、女子、および年長者(35歳以上)のカテゴリーに限って「自由な交代」をすることが可能となったのです。「自由な交代」とは交代して退いた競技者がまた交代要員となって、出場できることをいいます。>

という記載を見つけました。
(U−16って、U−16以下ってこと?)

 サッカーは何だか、自由な発想があって良いですね。

 ちなみに全中で、サッカーの代表校は32校です。ほかの球技を見ると、バスケが24、ハンドボール20、バレーボール36、ソフトボール(男子)16、ソフトボール(女子)20です。で、野球は16です。サッカーの半分です。少なすぎませんか? 関係者からも「少なすぎる」という声が実際に上がっていて、参加校増に向けて動き出しているようです。
 上記の球技の中で、平成14年度調べで中体連への加盟校がもっとも多いのがバレーボールで(男女)9039。次が野球の8974、サッカーは6984です。ハンドボールにいたっては、733。
 全体の加盟校数から見ても、野球の代表校が16というのは少なすぎる気がします。8974分の16なんて、狭き門すぎます……。
 でも仮に、全国8ブロックで1校ずつ増えたとして、参加は24校。となると、いままで3日で消化していた試合が、最低でも1日増えて4日間となります。最終日に準決勝・決勝をダブルでやるとすると、決勝までは4連戦、そして最後はダブルと非常に過酷な日程になります。とくにピッチャーにとっては過酷ですね。硬式のように「一日、●イニング以上投げてはいけない」というルールはありませんから……。投げさせれば、何イニングでも投げられてしまいます。

 話変わって、中学軟式野球独自の規定かは分かりませんが、高校野球にはない規定があります。個人的には、なかなか良い措置だと思っています。以下、全中の大会特別規定からの抜粋です。

<暗黒・降雨などで試合が途中で中止になった場合は、5回以前に中止になった場合(ノーゲーム)でも、5回を過ぎて正式試合になって同点で試合が中止の場合でも、原則として再試合にしないで、翌日の第1試合に先立って特別継続試合を行う。但し、決勝戦は再試合とする>
 
 今年の関東大会初戦で、実際にありました。
 修徳学園中(東京)対国本中(栃木)の試合は、2回表を終わって6−0と修徳中がリード。2回裏に国本中が無死一、二塁とチャンスを迎えたところで、雨天中止になりました。試合開始当初から、台風の影響で強い雨が降っており、もう試合のできる状態ではありませんでした。
 高校野球であれば、ノーゲームとなり、翌日、1回表からやり直しますが、中学野球の場合は上記の特別規定が適用され、2回裏の国本中の攻撃から継続して再開されます。ということは、今年の夏の甲子園、駒大苫小牧対倉敷工の試合も、中学野球で考えれば、駒大苫小牧のリードを継続して、翌日に試合を行ったことになります。

 全中……。自分が中学生のときは、存在すら知りませんでしたし、出場の仕方も分かりませんでした。東林中や修徳学園中の選手は、平気で「目標は全国制覇」と言いますからね、すごいことです。
 
 甲子園。常総学院、優勝おめでとう。優勝投手になった飯島は藤代中(茨城)出身。今年のセンバツに出場した藤代高校のエース美馬の1年先輩になります。美馬のときは全中に出場し、ベスト8まで進みました。茨城の強豪中学です。
 決勝の登板はありませんでしたが、東北高校の真壁は、2年前の全中に村田第一中(宮城)のエースとして出場しています。残念ながら、初戦敗退でしたが。
 今年全中に出場した選手の中で、2年後3年後、甲子園で活躍する選手がどれくらいいるのか。いまから楽しみです。まぁ、明徳義塾中の選手は、来年あたりにもう出ていそうですが……。




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