みのるの「野球日記」
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2003年07月07日(月) 星稜中、3年連続北信越制覇

 昨日(6日)、全日本少年軟式野球大会の北信越予選が行われ、石川代表の星稜中が3年連続7度目の優勝を飾った。同時に、3年連続で全日本少年軟式野球大会(8月11日〜14日・横浜スタジアム)の出場権を獲得した。延長11回に渡る激戦や、特別延長戦による逆転サヨナラ勝ちが2度など、苦しい試合をものにして、全国の切符を掴んだ。
 
 星稜中を率いるのは田中辰治先生。今年で26歳になる(私と同い年)若い先生だ。
 田中先生の前に星稜中を指揮していたのは、現在遊学館高の監督を務めている山本雅弘先生。中学軟式野球をリードしてきた先生と言っても、言い過ぎではない。石川県内だけでなく、全国の中学指導者が、山本先生率いる星稜中を目標にチームを作ってきた。
 その活動の中で、10年前から「中学校野球交歓会金沢大会」が催されるようになり、中学野球全体のレベルアップにも繋がってきた。山本先生が高校に移られたことで、「中学野球にとって、大きな痛手」と話す先生もいるほど、大きな存在感があった。
 その山本先生を継ぐこと。田中先生には大きなプレッシャーがあったと思う。

 昨年の全中で3位に輝いた修徳学園中の小野寺信介先生も、同じような状況で監督に就任された。小野寺先生は日大を卒業し、わずか2年目。今年で24歳となる。。
 前監督は、現在修徳高校を率いている小田川雅彦先生。修徳学園中で2度の全中出場。第19回大会(1997)では、ベスト8に進むなど、山本先生とともに「中学野球の名将」として知られていた。3年前の秋に修徳高校に移ってからは、不振が続いていた野球部を建て直し、昨秋、今春と都大会でベスト4に進出した。
 
 小野寺先生は就任に際して、「プレッシャーは正直ありました。自分ではないと思っていたんですけど、チームを持って日が経つにつれ、感じてきました」と話す。昨年、就任してすぐの春季東京都大会で優勝を飾った。優勝を決めた瞬間、「喜びよりも、安堵の気持ちが強かった。本当にホッとしましたね」と言う。
 伝統校を率いることの重み、プレッシャーを感じていた。


 全日本少年軟式野球大会に3年連続出場となる星稜中だが、昨年の中学3年生までは山本先生の指導を受けた選手がいた。現在遊学館高校で活躍する鈴木将光(1年)らが、星稜中では最後の教え子である。つまり、今年の中学3年生が、田中先生が丸々3年間指導した最初の学年となる。「山本先生の遺産」はそこにはない。
 
 星稜中は現在行われている全中予選でも勝ち残っており、7月20日からは石川県大会が始まる。もし、県を勝ち抜き、北信越大会で代表権を得れば、中学軟式野球のふたつの全国大会(全日本、全中)出場となる。これは史上3校目の偉業である。

 なお、全日本大会の北信越予選は、北信越5県の代表校がトーナメントを行い、優勝校が全日本に出場できる仕組みとなっている。
 今年で20回目を迎える全日本だが、北信越の代表の内訳を見ると、圧倒的な石川県のレベルの高さが分かる
 
  ・石川 13回
  ・富山  4回
  ・福井  3回


 ところで・・・、ぼちぼちと全国各地で全日本大会の代表校が決まっていると思うのですが、もし代表校が分かる方がいましたら、教えてください。現在把握しているのは、神奈川の代表だけです。よろしくお願いします。


<星稜中、全日本大会までの勝ちあがり>

◆北信越予選(優勝校が全日本大会出場)
 1回戦 ○ 3−0 篠ノ井西中クラブ(長野)
 準 決 ○ 3−2 大門中クラブ(富山)
  *8回特別延長 逆転サヨナラ勝ち
 決 勝 ○ 4−0 光陽中クラブ(福井)

◆石川県中学選抜大会(優勝校が北信越予選出場)
 1回戦 ○ 9−0 高浜中
 準 決 ○ 4−3 松陵中
  *8回特別延長 逆転サヨナラ勝ち
 決 勝 ○ 2−0 宇ノ気中
  *11回特別延長

◆加賀地区大会(上位4校が石川県中学選抜大会出場)
 1回戦 ○ 2−0 北星中
 準 決 ○ 3−0 宇ノ気中
 決 勝 ● 0−2 芦城中


<星稜中、過去の全日本大会の戦績>

◆第3回(1986年) 
 1回戦 ○ 5−3 長沼クラブ(北海道)
 2回戦 ○ 1−0 波崎クラブ(茨城)
 準 決 ○ 2−1 玉津少年野球クラブ(滋賀)
 決 勝 ● 1−5 都賀クラブ(栃木)

◆第8回(1991年)
 1回戦 ○ 9−3 石垣中クラブ(沖縄)
 2回戦 ● 1−1 菅生中クラブ(神奈川)
    (特延 1−2) 

◆第12回大会(1995年)
 1回戦 ○ 7−1 赤江中クラブ(宮崎)
 2回戦 ○ 2−1 二見中クラブ(三重)
 準 決 ● 1−2 松永ヤンキース(広島)

◆第13回大会(1996年)
 1回戦 ○ 7−4 旭二中クラブ(千葉)
 2回戦 ○ 3−2 三ヶ日中クラブ(静岡)
 準 決 ○ 2−1 門真クレイジーボーイズ(大阪)
 決 勝 ○ 5−0 明徳義塾中クラブ(高知)

◆第18回大会(2001年)
 1回戦 ● 0−1 杵築中クラブ(大分)

◆第19回大会(2002年)
 1回戦 ○ 4−2 板櫃クラブ(福岡)
 2回戦 ○ 3−1 三原クラブ(兵庫)
 準 決 ● 1−5 いわき松風クラブ(福島)
 


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