みのるの「野球日記」
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2003年06月20日(金) 軟式出身者

 本日(6月20日)付の日刊スポーツに、イチローのコメントが掲載されている。

「軟式の方がシンに当てないと強い打球が飛ばないから、本当は難しい。高校(愛工大名電)に入って硬球で打った時、すごく簡単に感じましたからね。そういう意味でも、日本の軟式野球はいいものだと思います」

 イチローは愛知・豊山中時代まで軟式野球をやっていた。毎年8月、横浜スタジアムで行われる全日本少年軟式野球大会では3番エースで出場。ベスト4に進んでいる。

 東林中を卒業し、今年4月から神奈川の強豪私学に進んだ選手も、以前こんなことを言っていた。
「軟式で打てていれば、硬式ではもっと打てる。硬式は打てるから楽しいですよ」

 佐相先生もいう。
「軟式はボールが潰れるから、硬式よりもよっぽど打つのが難しい。だから、軟式で打てる技術を身につければ、硬式でも絶対に通用する」

 夏の予選が近づくと、逸材と呼ばれる新1年生の評判を聞くことが多くなる。その大多数が硬式出身者だ。シニア、ボーイズ、ポニー……。
 それに対し、軟式出身者はボールに慣れることが先決。出だしでは、どうしても硬式出身者に遅れてしまう。
 
 過去に甲子園出場経験のある指導者は、
「最初はやっぱり硬式出身者の方が使いやすい。でも、彼らは3年になったときにどれだけの選手になるのか、だいたい想像できる。それに比べて、軟式の選手は3年間の成長が読めない。私が考える以上に、伸びる場合が多い」

 間もなく始まる夏の地方大会。軟式あがりの1年生にとって、本格的に硬球に触れてわずか3ヶ月。焦らずじっくりと、最初の夏を迎えて欲しい……。

 ちなみに今年、軟式あがりの1年生の中で「No.1の逸材」と言われているのが、星稜中から遊学館に進んだ鈴木将光。1年生ながら、春の県大会では早くもクリーンアップを任されている。
 鈴木は中学2年、3年に全日本少年軟式野球大会に4番バッターとして出場。3年時にはベスト4に進んだ。
 毎年、3月に金沢で行われている交歓会で、鈴木率いる星稜中と対戦した東林中の主将は、「鈴木は化け物でした! 中学生離れどころか、人間離れしてました!」と話す。
 鈴木の夏デビューが楽しみだ。


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