2002年11月19日(火) |
東農大3部落ち・・・ |
東都大学野球2部3部入れ替え戦が13日終了した。3部1位の順天堂大が2部6位の東農大を2勝1敗で下し、00年春以来の2部復帰を決めた。敗れた東農大は創部以来初の3部降格となった。
今年、夏の甲子園を沸かせた桐光学園・清原尚志が東農大に進学するという話を聞いたのは、9月の中頃だった。東都の1部校のセレクションにも参加していたが、最終的に東農大に決めた。 正直、東農大と言われてもピンとこなかった。清原は神奈川を制し、甲子園でも2勝を挙げた左腕。6大学や、東都の強豪に行く道も可能だったと思う。それでも、東都2部に所属する東農大を選んだ。
清原は東林中3年のときにも、自らの意思で進学先を決めている。自宅から徒歩数分のところにあった甲子園の常連・東海大相模か、当時着実に力を付けているとはいえ、まだ甲子園出場のなかった桐光学園。相模から熱心な誘いを受けたにも関わらず、進学先に桐光を選んだ。1学年10人前後と部員が少ないこと、寮生活ではなく自宅から通えることなどが、決断の理由となった。 清原の父親は「あの子はマイペースで気持ちの優しい子。寮生活や厳しい練習には着いていけないと、自分で感じていたのだと思います」と話す。自分自身の性格と照らし合わせ、最善の決断をした。 結果、2年の春にはセンバツ甲子園出場。3年の夏にはエースとして神奈川大会を制し、甲子園出場を果たした。決勝の相手は、奇しくも東海大相模だった。
清原が進学する東農大は93年秋以来、1部から遠ざかっている。最近では00年秋に2部で優勝し、入れ替え戦に臨むが、古岡ー阿部率いる中央大に敗れた。その後は、パッとした成績が挙げられず(下記参照)、今回の3部降格に至った。
00春 2位 9勝 2敗 2分 4点 .818 00秋 1位10勝 4敗 0分 5点 .714 入れ替え戦 中大 0勝2敗 01春 5位 3勝 9敗 1分 1点 .250 01秋 6位 0勝10敗 1分 0点 .000 入れ替え戦 立正大2勝0敗 02春 4位 4勝 7敗 1分 2点 .364 02秋 6位 3勝 9敗 0分 1点 .250 入れ替え戦 順大 1勝2敗
来春の東都3部は、東農大、大正大、芝浦工大、成蹊大、上智大、学習院大の6チームで構成される。優勝を争うライバルとなりそうなのは、今秋2位に入った大正大か。その他のチームは……(学内では野球部があることすら知る人が少なかった、私の母校も含まれています)。
まずは3部で優勝し、2部昇格を願う。そして、8年ぶりの1部復帰へ。清原の投げる姿を見に、来春は東都3部の試合に足を運ぶ機会が増えそうだ。
(ちなみに、東都3部で使われる主な球場はどこなのでしょうか…? 東農大グラウンドになるのでしょうか? 東都3部に詳しい方教えてください。。)
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