お隣に座られたご夫婦が上映中にもかかわらず私語をなさってくださいまして、余り集中して観ることの敵わなかった作品でありました。一度注意したけれども意味はなかったようです。恐らく、他人への迷惑というものをご想像できない上、日本語を解さない御可哀相な方々なのだと呉川は推測申し上げましたが何か? ↑のようなイヤミでも言わせて頂かなければ腹の虫が治まりませぬ。お金を払っているのだから全編きっちり観賞したいと思うのは当たり前のことですよね。多分その夫婦は周囲に人がいるということに気付けなかったんでしょうね。初回だからガラガラに空いているというのに私の座っている席の間隣にご着席なさいましたから。
ということで、観てきました真下くん。ユースケ・サンタマリアではなく、きっちりしっかり真下くんでした。呉川はそう感じました。だってユースケの名残なかったんだよねえ真下くん。ユースケんときのあの妙なテンションがないからだなきっと。
喧嘩を売られた交渉人と、巻き込まれた人々と、要らない喧嘩を買わなきゃいけなくなった張本人。 てなかんじですか。 様々な俳優さんたちがご登場あそばしました。
指揮者役の西村雅彦、鉄道会社人のなかでも上司に位置する国村隼、そのお母上八千草薫、歳末スペシャルの方かな?赤いバッグを盗まれたコスプレの人、SATの高杉亘などなど。レインボーブリッジのときの小泉孝太郎もそのまま現れます。 爆発処理班の方もテレビシリーズのときに爆弾を処理しに来た人が出てきます。和久さんに椅子を送ってきたあの話ですね。
あとね、新宿だか代々木だかのスクリーンにおとこおばさん映ってました。軽部も笠井くんもちゃんとエンドロールに名前があります。これのためだけに録ったんだろうと。 他にもいろいろと細かい裏話があるみたいですが、そこまで見ていられません。特に西村雅彦さんなんて、10年位前のドラマ見てないと気付かないし!知らないし!あ、クリスマスケーキは「アンティーク」かららしいですよ。
寺島進さんが演じていた木島さんの位置づけがよくわからなかったんですが、パンフを見ると一目瞭然ですね。一体どうしてここまで所轄の刑事が幅利かせてるんだろうと思ってたんですが、それをおかしいなあと思っていたわけですが、何のことはない、結局彼もキャリアだったということですね。警視ですって。でも絶対そうは見えない暴走っぷり。裏設定は元マル暴ですって。四課にいたんだーそれっぽーい…。
お話は、顔を見せない犯人との交渉によって事件を解決しようとする真下くんの奮闘ですが。ところどころ、いつもの踊るらしいノリで笑わせてくれるものでした。まあ、私は多分人と違うところで笑ってたのかもしれませんが、自覚はないのでそれがどこかはわかりません。 スピーディに展開していくのと、適度な笑いどころで、観やすい映画でした。
気になったのは、犯人役の人がいまいちうまくなかったことですね。場面ごとに違うスタッフが声を当てていたそうですが、素人がやると、間とかそういうものが落ち着かないんですってば。声だけというのはいちばん上手い下手がわかるんだから、せめて芝居というものに関わっていた人にしてくれればよかったのにと思います。遊び心だろうがなんだろうが、こういうところまで気を配っていただきたかったというのが本音でございます。
一体真下くんはどうやってゆきのさんをおとしたのか、非常に気になりました。
結論。 後半の方で携帯で呼び出されていた室井さんがいますが、この後から「容疑者 室井慎次」に繋がるそうです。エンドロールの最後の最後にオマケとして次回予告がありますのでお見逃しなく。
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