加藤のメモ的日記
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2023年08月22日(火) |
第8波超える感染実感 |
コロナ病床、満杯「毎日が綱渡り」 新型コロナウィルス感染拡大の第9波と言われている状況下で、医療現場の厳しさが、増している。猛暑にによる熱中症とも重なり深刻な状況です。都内の医療機関で診療にあたる谷川医師に聞いた。
新型コロナの感染拡大で。救急医療や入院病床がひっ迫している。 7月まで若干の余裕があった発熱外来の診療枠はいっぱい。陽性率も6割ぐらいだったのが、8〜9割に達する状況になっている。
咳、のどの痛み、熱など風邪症状で受診した人は検査で軒並み陽性の結果が出ている。患者を搬送してきた救急隊員に聞くと「署には全然戻れない」と話している。コロナの入院病床はどこも満杯で毎日が綱渡りの状況である。熱中症疑いで救急搬送されたコロナ陽性だった高齢女性は、「軽度の意識障害と、血中酸素飽和度の低下で入院が必要と判断した。入院先を探してもなかなか見つからず、いよいよ困って前日に別の患者を満床で断られた医療機関に連絡したところ、運よく入院できた。
クラスター(感染者集団)も起きている。10人ほどがクラス認知症グループホームで感染者が出たため検査したところ、入居者全員の感染がわかった。新型コロナの感染症法上の位置付けを5月から9月に移行し、患者の把握は「全数」から、決まった医療機関から報告を受ける「定点」に変わった。
そのため単純な比較はできないが、実感としては昨年末から今年初めにかけての第8波を超える状況である。東京都の「60歳以上の定点医療機関の患者報告数」は第8波のピークだった1.05を超え、1.99(8月10日発表)というデータもある。最新のすうじは1.82とさがっているが、お盆休みで検査が減った可能性があり、引き続き注意が必要である。
症状があっても 5類に移行して起きているのが、”症状があっても受診しない””受診しても検査しない、検査されない”という状況である。現在の数字は、そういった状況の中のものだがら、感染がかなり広がっていることは間違いない。地域で感染がかなり広がっていることは間違いない。地域で感染が広がると医療従事者や、その家族にも感染が拡大しただでさえひっ迫した現場が人手不足に陥っている。
肺炎を起こして重症化する人は以前より少ないが、それでもワクチン未接種や接種回数が少ない人、最後の接種から時間がたっている人では、血中酸素飽和度が低下するような肺炎を起こし、重症化する例は今でもある。また、熱やせきなどの症状は軽くても腎臓や心臓に基礎疾患がある人は、感染を契機に基礎疾患が悪化し、重篤化することが少なくない。
感染拡大への対策は。これまでと基本的に同じである。、マスクの着用と、細かな手洗い、十分な換気をしっかりと行うことが大事である。
『赤旗』8.27
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