加藤のメモ的日記
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2023年08月15日(火) 食べる時間で寿命が決まる ��

実は朝食でトマトを食べると老化防止につながるというデータもある。トマトに含まれるリコピンの吸収効果は、朝が最も高いためだ。愛国学園短期大学非常勤講師の古谷明子氏が解説する。

「リコピンは強い抗酸化作用があるため、老化を進める活性酸素を除去してくれます。老化を防止するだけでなく、癌の発生を抑えることも期待されるのです。体内時計が動き始めた後の昼食で気をつけたいポイントは、高血糖と高血圧を防ぐことだ。「私たちの研究では、昼食抜きで朝食の10時間後に夕食を食べると高血糖に陥りやすいとの結果が出ています。血糖値を安定させるため、昼食は抜かずに食べましょう。

体内時計は味覚にも影響を及ぼします。体内時計が活発に動く昼から夜にかけては、塩辛い味を感じにくくなり、濃い味付けを好むようになります。昼食や夕食では塩分を過剰に摂取しやすくなり、高血圧の原因になるのです。(前出・柴田氏)高血圧の予防には食塩摂取量を抑えるほか、塩分を体内に排出するカリウムを豊富に含む食材を昼に食べる方法もある。

かぼちゃ、イモ類、白菜といった野菜を意識して食べると、自然と減塩ができるのだ。前出に古谷氏が補足する。「意外なところでは、魚のカンパチがカリウムを多く含んだ食材です。日本人の比留間のカリウム吸収量は足りていない傾向があるため、高血圧の予防と思って取り入れるとよいでしょう。

冷えを改善、よく眠れる

夜は体内時計の動きが鈍り、代謝が落ちるためインスリンの動きが悪くなる傾向がある。一度上がった血糖値がなかなか下がらなくなってしまうのだ。高血糖を防ぐため、夕食は遅くとも就寝の2時間前には食べ終えておきたい。
「お茶に含まれるカテキンには血糖値の急上昇を抑える効果があります。時間栄養学の観点でいうと、夕方にカテキンの作用が最も高まります。夕食の前にいっぱいのお茶を飲むのは非常にいい習慣だといえます」(前出・柴田氏)

生姜の辛み成分であるジンゲロールには、血管を拡張して冷えを改善する働きがある。そのため夕食で生姜を食べると寝つきやすくなる効果があるのだ。

体内時計の働きによって、朝と夜とでは健康への影響が変わる食材も存在する。「牛乳に含まれるトリプトファンは、睡眠を促すメラトニンの原料になります。メラトニンは作るのに時間がかかるため、朝のうちに牛乳を飲んでおくと、その日の夜の睡眠の質を上げてくれるのです。

一方で、同じく牛乳に含まれるカルシウムは吸収効果が夜に最も高まります。骨を強くしたい人は、夕食に牛乳を取り入れるといいでしょう」(柴田氏)健康食の代表格である納豆も同様だ。大豆に含まれる難消化性タンパク質は腸内細菌の餌になるため、朝の納豆は便通の改善につながる。

夜に納豆を食べるともたらされるのは、血栓ができるのを予防する効果だ。柴田氏が続ける。「納豆に含まれるナットウキナーゼは血液をサラサラにして、血栓の発生を防ぎます。血栓は早朝にできやすいため、夜に納豆を食べておくのをすすめます」何を食べるかだけではなく、いつ食べるか。立ち止まって考えることが、長生きの実現に役立つかもしれない。


『週刊現代』11.12


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