加藤のメモ的日記
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| 2023年06月26日(月) |
このめまい、たしたことないと放っておいたら「心筋梗塞」 |
「たとえば急に目の前が真っ暗になる感覚に襲われたり、気が遠くなるようなめまいを覚えたら、それ身体から発せられる深刻な危険信号です。このようなタイプのふらつきは一般的に『全失神めまい』と呼ばれ、めまいの中でも危ないものが多いんです。この種のふらつきが起きた場合には、ショック症状をきたす疾患にゃ心筋梗塞、さらには不整脈などの心疾患の危険性を疑う必要があります」(獨協医科大学病院診療部長清水太郎氏)
もしあなたがこれまでに眼前が暗転するようなめまいを感じたことがあるならば、最大限の注意が必要だ。その症状を「たしたことはない」そのまま放置してしまうと、近いうちに心筋梗塞を引き起こし、最悪の場合には命を落としかねない。1年前、夫の幸田史郎さん(仮名、享年78)を急性心筋梗塞で襲った美代子さん(74歳)。彼女はその過ちを今でも後悔し続けている。
「主人が亡くなる2週間前、すでに異常は起きていたんです。私の主人は70歳を超えてから、体力づくりのためにウォーキングを日課にしていました。あの日もいつものように朝7時に自宅を出て、3�卆茲砲△觚�園まで一緒に向かいました。何気ない会話を交わしていたその瞬間です。急に主人が立ち止まり、『ちょっと待って、なんだか頭が重い。目の前が暗い』と不調を訴えてきたんです。
主人はそのまま路上で棒立ちになり、目じりを指で押さえたまま『う〜ん』と唸っていました。主人の口からそんな症状を聞いたことは一度をなかったので,狼狽えました。ですが,5分も経たないうちに立ちくらみの症状は和らいでいったようでした。『ごめん、びっくりしただろう。もう何ともないから』と歩き出したんです。美代子さんも突然のことに驚きはしたものの、すぐに体調を取り戻した史郎さんの姿に胸をなでおろした。そして翌日、翌々日も一緒に史郎さんとウォーキングに出かけたが、異変は感じられなかった。
収まった、と思ったら
ところが、それから2週間後、事態は急変する。「散歩から帰って朝食を摂り、二人でソファに腰かけてテレビを見ていたときでした。主人が『また目がくらんできた』と言い始めたんです。その瞬間は。2週間前のゆに5分もすれば治るのではないかという思いが脳裏をよぎりました。ところが、全愛をはまるで様子が違います。主人はみるみる顔がどす黒く変色して、食べたものも吐き出してしまいました」
それと同時に史郎さんの呼吸の仕方も明らかにおかしくなる。「ヒューッ、ヒューッ」と苦しそうな音が喉から漏れてくるようになってきた。「とにかく主人を病院に連れて行かないと。藁にもすがる思いで119番に電話をかけ、救急車を呼びました。救急車は10分もしなうちに到着しました。ですが、その時にはすでに主人の主人の心臓は止まっていました。病院へ向かう最中も救命救急士が必死で心臓マッサージをしてくれましたが、息を吹き返すことはありませんでした。病院についてからもすぐに蘇生措置が取られましたが、結果は変わらなかった。主人はめまいを訴えてから10分足らずで死んでしまったんです」
この史郎さんの症状は、典型的な「全失神めまい」急性心筋梗塞で倒れる人の多くが経験する症状だ。都内ある総合病院の救急外来で働くベテラン看護師も、こう証言する。「心筋梗塞を起こした後に、一命を取り留めた患者さんに聞き取りをすると驚くほどの共通点があります。まず、彼らは卒倒する1〜4週間前に、血の気が引くようなズシンとしためまいがあったと口を揃えます。ところがそのめまいは5〜10分ほどでスッと消えてしまう。そのため、それが危険なシグナルだと知らずに放置してしまいます。その結果、急性心筋梗塞を起こしてしまうんです」
心筋梗塞とはまた別に高齢になるほど注意を払いたいのが、慢性心不全由来のふらつきだ。加齢に伴い心臓は肥大し、ポンプとしての機能が衰える。この状態を慢性心不全と呼ぶが、その結果全身に十分な血がいきわたらなくなり、ふらつきや立ちくらみの症状が出やすくなる。「慢性心不全によるふらつきを放置すると、最終的には命にかかわります。気管支喘息のような呼吸困難が強くなり、ゼイゼイと息ができなくなる。心不全の治療をしないと死んでしまいます。
日本は慢性心不全が急増しパンデミックともいえる状況にあります。高血圧や糖尿病がある高齢者は、慢性心不全に陥る確率が高まります。日常生活でふらつきや息切れをかんじたら、内科を受診したほうがいいでしょう」(長尾クリニック医院長・長尾氏)心筋梗塞などによる心不全は、50年以上にわたって日本人の死因2位に位置している。それだけ死者数の多い病気だけに、あなたも無関係ではいられない。
『週刊現代』11.16
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