加藤のメモ的日記
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2023年02月25日(土) 薬をやめれば100歳まで幸せ ��

薬が、実はあなたの健康を破壊しているとしたら...身を守るために知っておくべき最新知識

高血圧の薬を10年飲み続けてボケた人たち
「1年前くらいから、夫の様子がおかしいんです。突然『こんな不味い味噌汁を俺に飲ませるのか!』と怒り出したり、近所の散歩に出たはずなのに知らない町から電話をかけてきて『道に迷った』と言ったり。夫は74歳になりますが、数独とかパズルといった脳トレが大好きで、認知症とは無縁だと思っていたのですが...」

こう嘆くのは埼玉県に住む石田ミヨさん(70歳仮名)。元銀行員だった夫の変化に奇妙な違和感を抱いているという。「服の前後を間違えて着たり、お箸の使い方がわからないと言い出したりしたことも。それなのに、次の日には問題なく生活できているんです。機嫌の悪い時と落ち着いていいるときの差も激しかった」いったい何が起きているのか。石田さんは夫とともに認知症専門病院を訪れ、脳のMRIを撮った。

診断結果は「血管性認知症」。「アルツハイマーなら聞いたことがあるんですがてんてん..」と石田さんは首を傾げたという。血管性認知症は脳梗塞やくも膜下出血などで脳細胞が壊れることで起きる認知症で、症状に波があるたため「まだらボケ」と呼ばれることもある。明らかな認知症の症状だったのに、1にちで様子が変化すること珍しくない。

とはいえ石田さんの夫は脳血管障害を起こしたわけではない。いったいなぜ管性認知症になってしまったのか。「原因は断定できないそうですが、先生は『高血圧の薬のせいかもしれない』と言いました。確かに夫は10年以上、高血圧の薬テノーミン(アテノール)を飲んでいました」(石田さん)まさか、薬で血圧を下げるのは正しいことのはず...と思うかもしれない。実際「高血圧の人は認知症のリスクが高い」というデータもあり、医者の中にも「とにかく血圧を下げろ!」という考えの人が多い。

ところが近年は、降圧剤を使って血圧を”下げ過ぎる”ことで、別の問題が起きることが明らかになりつつある。2020年にオランダの医学誌『ヴァスキューラー・ファーマコロジー』に発表された論文では、「ベータ遮断薬」という種類の降圧剤を使っていた人は「血管性認知症に」になるリスクが増加していたことが報告され、世界中に衝撃が走った。

「この論文で血管性認知症を引き起こすとされたベータ遮断薬は、心拍数を少なくするタイプの降圧剤で、脈が遅くなる『除脈』を起こすことがあります。この強力な作用が認知症に繋がっている可能性が指摘されています」(酒井医院長/酒井義則氏)ベータ遮断薬の代表格な降圧剤には、ミケラン、カルビスケンなどがある。

「下げ過ぎ」は死亡リスク

一方、論文レベルではまだ証明されていないものの、現場の医師や薬剤師は、他のタイプの降圧剤でも10年近い長期の使用で認知症に繋がるリスクがあると感じているようだ。「アムロジン(アムロジンビンベジル酸塩)に代表される『カルシム拮抗剤』でも、飲み続けることで認知症を発症したと思われるる患者さんがいます。降圧剤の種類に限らず、降圧剤が効き過ぎれば脳内の血流が減り、脳細胞に供給される酸素量が少なくなる。それが、認知機能の低下や認知症の進行に繋がっていると考えられるのです」(ケララ薬局代表・宮城氏)

高血圧を放置すれば認知症のリスクが高くなるが、降圧剤で血圧を下げ過ぎても「血管性認知症」の危険が増してしまう。血圧を下げることは確かに重要だが、薬に頼りっきりではダメなのだ。だからこそ、漫然と降圧剤を飲み続けるのではなく、特に「薬をやめる」決断をしていく必要がある、病気の進行具合にもよるが、降圧剤をやめることで血管性認知症が改善することもある。

さらに、10年を超える長期間飲み続けると別のリスクも生じる。歳をとるにつれて血管が固くなっていき、血圧が下がり過ぎたときに血流を保てなくなるのだ。ふらつき転倒など命にかかわる事態に発展する危険も高い。高尾病院理事長・江浩二氏によれば「ドイツの研究では80歳以上の高齢者で血圧を140/90未満にすると死亡リスクが上昇したというデータもある」という。普段は意識していないかもしれないが、降圧剤を飲み続けることは、実は金銭的な負担にもなっているはずだ。薬代と診察代、通院の交通費だけで、毎月5000円以上払っている人もいるだろう。値上げラッシュの今、軽い出費ではない。わざわざ金を払って薬をもらい、自分で寿命を縮める、そんな無駄なことをもうやめにしませんか?

『週刊現代』10.15


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