加藤のメモ的日記
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2023年02月26日(日) 薬をやめれば100歳まで幸せ ��

長寿につながる「安全な減薬」のやりかた

薬に頼りすぎることが、寿命を縮めるのはわかった。では、どの薬をど減らせばいいのか。近年では患者が不調を訴えたら「薬が悪さをしているかも」と考える医者も増えている。例えば、国際未病ケア医学研究センター長・石栄一郎氏は以前こんな患者を診た。「80代の女性が『食欲が出ない』と言うのですが、胃に異常はない。すると同行していた娘さんが『そういえば、お母さんは最近、整形外科によく行っているわよね』と言うので、薬のせいではないかと直感しました。

調べてみると案の定、骨粗しょう症薬、ビタミンD,,ホルモン剤などをたくさん処方されていた。整形外科の先生に連絡し、骨粗しょう症の薬をやめたところ、食欲が戻ったのです」医療界は着実に、「減薬」へと舵を切っているのである。現代人には高血圧、糖尿病、高脂血症など複数の生活習慣病を患い、それに応じて何種類もの薬を飲んでいる人も珍しくない。では、その中でどれを減らすべきなのか。

まず検討すべきは、やはり降圧剤だ。血圧の下がり過ぎは認知症や転倒のリスクを高める。前出の高尾記念病院理事長・江武浩二氏が言う。「わたしは、降圧剤の量は自己管理で問題ないと考えています。実際に私が診ている患者さんの約半数は、特に夏場には降圧剤の服用量を減らしています。具体的に言うと、下の血圧が継続して100を切るようなら、すぐに減らしても構いません」

煩雑に病院に通わずとも、自宅などで自分で血圧などを;正しく測ることができれば、降圧剤は控えても問題ないという。測定の際には次の四つのルールを守ろう。�‐縅咾蚤�るタイプの血圧測定器を使って、朝と夜の2回、坐って測る。��朝は起床してから1時間以内、トイレを済ませた後、朝食の前に測る。夜は入浴から1時間以上たってから、なるべく寝る直前に測る。朝・夜ともに1〜2分間安静にしてから測る。

勝手にやめると危ない薬

整形外科に通っている人は、大量の痛み止めを処方されることがある。だが最もポピュラーな鎮痛剤であるロキソニンは、腎機能低下を引き起こす恐れがあるほか高齢者では心不全や高血圧のリスクも高める。長い間服用し続けると、最悪の場合、人工透析が必要にもなりかねない。前出の江部氏は、ロキソニンの代わりに(トラマール)を勧めている。ほかの鎮痛剤より副作用が軽いためだ。

「人によっては軽いむかつきがありますが、トラマールなら胃薬を服用しなくてもいい。10年、20年と飲み続けても問題ない人が多いのです。(江部氏)正しく安全に減薬するためには、こうした医師のアドバイスが欠かせない。通院するときは自分がいまどんな薬を飲んでいるかを伝えるためにも、なるべく「お薬手帳」を携帯するよう心がけましょう。そして、何のためにその薬を飲むのか、効果が重複している薬はないか、診察の時に遠慮せず尋ねることが薬を減らす第一歩となる。

逆に、自己判断だけでやめると命に係わる薬もある。たとえば不整脈の治療に使われるジゴキシンがそうした薬の一つだ。「強心剤のジゴキシンは、有効血中濃度が狭く投与量がシビアなので、血中濃度を測定する必要があります。勝手に減らしたり中止したりすると効果がなくなるので、注意してください。(クララ薬局代表の宮城氏)脳梗塞・心筋梗塞でよく処方される抗血栓薬や、喘息で処方される抗血栓薬や、喘息で処方される吸入ステロイド薬は、突然やめるとリバウンドという現象に襲われることがある。

「リバウンドとは、急に薬を飲むのをやめたとき、かえって症状が悪化することです。抗血栓薬を急にやめたとき、かえって症状が悪化することです。抗血栓薬を急にやめると一時的に血栓凝固の働きが強くなり、血栓ができやすくなる。また、喘息の人が突吸入薬をやめても、症状が一層悪化するケースがあります。

とはいえ、薬はいつの間にか増えてしまいがちですから、似たものを5〜6種類も飲んでいる場合、減らすべきなのは言うまでもありません。遠慮せず医師に申し出てください」(前出・江部氏)せっかく長生きしても、薬漬けの人生が幸せといえるだろか。減薬を実践すれば、毎日は見違えるほどあかるくなるのだ。

『週刊現代』10.15


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