加藤のメモ的日記
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2020年03月10日(火) 新型肺炎は人災だ ��

マスク使いまわしの大学病院、抱き合わせ商法薬局チェーンの実名

「全国でマスク不足が深刻になっていますが、大学病院ですら例外ではありません」そう声を潜めて話すのは、ある大学病院の関係者だ。2月上旬、その病院で「手術室をご利用の皆様へ」というという紙が張り出されたという。そこにはなんとこう書かれていたのである。〈マスクは血液の飛散時以外、使いまわしでお願いします。一日に何枚も使用しないでください数日使いまわしにせよ。と病院から言われています。(ぼろぼろになるまで)〉

そんなお達しを出したのは、大阪府枚方市にある関西医科大学付属病院。がん診療連携拠点病院や高度救命救急センターの指定も受けている。地域の中核病院である。前出の関係者が語る。「オペ室の前にマスクが置かれているのですが、在庫が少なくなってきたからか、使いまわせと張り出された。絶対的な清潔さが求められるオペ室であってはならないことです」そのほかの場所ではこんな通達もあった。〈マスクと口の間にガーゼを挟んで使用してください〉

内科医の名取博氏が言う。「WHOのガイドラインでは『マスクは再利用しない』となっており、使いまわしは衛生上問題があります。病院も苦肉の策なのでしょう」関西医科大学に聞いた。―マスクの使いまわしをしているのか。「付属病院ではピンク色のサージカルマスクを、一般用と、それ以外の手術部門など清潔域に必要とされるマスクに分けて管理しております。通達したマスクの件は一般用とのことです。」

―手術室の張り紙は?「そのような報告は受けていません。手術部門等で使用するマスクは制限していません。従来の使用状況では一般用は約5日分しか在庫がない状態でした。緊急事態として、できるだけマスクを長く使える方策を検討しました。現在できる次善の策として、自衛手段として対応しております」街中ではマスク不足につけこんだ商法も。薬局チェーン関係者が明かす。

「外国からの観光客の多い店舗で、マスクを買い求める中国人客を対象に『栄養ドリンクを買ったら売ってやる』などといって、500円程度のマスクを強壮剤や化粧品などと合わせて9000円前後で販売していました。地区の責任者が各店舗に提案したようです」そんな抱き合わせ商法をしていたのは、1935年創業で大阪を中心に全国で192店舗を展開しているコクミンドラッグだ。ところがトラブルが起こった。

「ある店舗で、日本人のお客さんに抱き合わせ販売をしてしまい、クレーム騒動に発展。それで取りやめることになった」運営会社であるコクミンの経営企画室に聞いた。―中国人客に対して抱き合わせ販売をしていたか。「マスクの需要が高まる時期においては、マスクや風邪薬をお買い求めのお客様に、早期治療のために栄養ドリンクをお勧めするよう、会議の場で督励しております。一部の店舗で販売の工夫というレベルで、ご指摘を頂いたような、誤解を招く恐れのある販売をしていたことは事実です」―日本に客とのトラブルはあったか。「販売方法について指摘を受けた事実はございます」―上層部の指示は。「具体的に指示をしていたという事実を把握しておりません。引き続き調査を行い、再発防止に努めて参ります。深刻なマスク不足が次々と新たな問題を生んでいる。

『週刊文春』2020 2.27


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