加藤のメモ的日記
DiaryINDEX|past|will
| 2020年03月09日(月) |
新型肺炎は人災だ �� |
春節後に削除されたメッセージ
「渡航禁止にしないのは、日中経済の停滞を避けるためです。多くの日本企業が中国に生産拠点を持っておりストップすると、中国以外の需要にも対応できなくなる。自動車メーカーは17日から工場の再開しています」(経済部記者) もう一つの理由は、インパウンド(訪日外国人旅行客)需要だ。
春節が始まる前日の1月24日、安倍晋三首相の春節祝賀メッセージが、北京の日本大使館のホームページにアップされた。〈春節に際して、そしてまた、オリンピック・パラリンピック等の機会を通じて、更に多くの中国の皆様が来日されることを楽しみにしています〉外務省は、中国で春節の休みが終わる1月30日、この―ページを削除した。
前出の経済部記者が解説する。「安倍政権の成長戦略で唯一好調なのがインパウンド政策で、今年は4000万人、消費額8兆円を目標に掲げていますが、昨夏以降韓国人客は半減。それゆえ、昨年959万人が訪れ消費額は1兆7000億円超の中国に期待していた」
安倍首相のメッセージでも触れているが、〈桜の咲く頃に〉習近平・中国国家主席を国賓待遇で招く予定だ「3月の全国人民代表大会を延期するほどで、訪日どころではないはずですが、外務省は準備を進めています。渡航禁止などで友好ムードを壊したくないのです」(外務省担当記者)だが中国は訪日をさほど重要視していないという。「2月7日、周氏はトランプ大統領と電話会談をして、アメリカの厳しい入国・渡航制限にクレームをつけた。
しかし安倍首相とは話していない。習氏の露払いとして2月下旬に訪日して事前調整するはずの中国外交担当トップの楊潔籠・中国共産党政治局員とは連絡が取れず、13日にようやく訪日を伝えてきました「(同前)前出の上氏が指摘する。「クルーズ船への杓子定規の水際対策は、中国に厳しい措置をとっていない批判から目をそらすパフォーマンスのようにも見えます」各社の世論調査で安倍内閣の支持率は軒並み下落した。政府関係者の話。
「新型肺炎の対応で、安倍シンパも逃してしまった。感染症のみならず、安倍政権も新局面を迎えているのです」春節の前に手を打っておくべきだったのだ。
『週刊文春』2.27
|