加藤のメモ的日記
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| 2019年04月07日(日) |
すべての死に至る病はのどから始まる �� |
咳が出る/痰が絡む/声が出ない/食べ物がひっかかる
その「のど」の様子はがんの始まりです/風邪と勘違いして声を失う
東京都在住の斎藤良一さん(62歳・仮名)は3年ほど前、咳が止まらない症状に悩まされた。冬だったので風邪かと思って放っておいたが、3週間ほど経っても症状が治まらなかったという。「のどの痛みや声が枯れるような症状もあったのであったのですが、風邪だろうと高をくくっていたんです。あまりに長く症状が続くので、妻から病院に行くよう勧められました。総合病院で内視鏡検査を受けたところ、喉頭がんのステージ1だと診断されました。初期だったので、放射線治療でがんを小さくすることができましたが、手術をしたら声を失う可能性もあったと考えるとぞっとしました」(斎藤さん)
のどの不調は見逃されがちだ。咳や淡は風邪と混同され、声のカスレや変調は加齢のせいだと見逃される。しかし、多くの有名人たちも異変を見逃し、がんに冒された。「2013年のシャランQ結成25周年記念ツアーが終わった後、ツアーの疲れ思っていた声枯れがあまりにも長く続くので、どうしたものかと思っていました。(中略)まさか喉に大病が隠れているなんてこれっぽっちも思っていませんでした」
音楽プロデューサーのつんく氏(50歳)は「新潮45」(2017年2月号)に寄せた手記にそう綴っている。当時つんく氏はツアー前後など、月に一度は大病院の声帯専門の医師の診断を受けていた。声枯れも<まあ、ロックシンガーはおっさんになってから、しゃがれ声で渋く歌っている人も味があるので、そんな感じで生きていくんかなあ>(同前)と、加齢によるものだと勘違いしていた。しかし、2014年2月に病院で検査を受けたところ、喉頭がんと診断される。2014年10月、声帯の全摘手術を受け、声を失ったのはご存知の通りだ。
2009年5月に他界したロック歌手の忌野清志郎さん。2006年6月末頃からのどの不調に苦しむようになった。病院で診察を受けたところ、喉頭がんと診断される。一時は復帰公演を行えるほど回復したが、2008年7月に転移が発覚。58歳の若さでこの世を去った。
「『声がかすれる』という症状がある時、最も怖いのは、喉頭がんや下咽頭がんです。前者はつんくさんや忌野清志郎さん。後者は『ヒゲの殿下』こと三笠宮寛仁殿下や元衆議院議員の与謝野肇さんなどが患いました。喉頭がんや下咽頭がんは声帯の動きが悪くなりますし、腫瘍によって気道が狭くなりますので、呼吸困難になることもあります」(東京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科講師、二階堂隆治医師)喉頭がんと咽頭癌は、字面も似ていて混同しやすい。「喉頭」とは、「のどぼ仏」などがある器官のことで、下部は気管とつながっている。この咽頭の下部に腫瘍ができるのが下部咽頭癌だ。
のどの不調を感じた時、注意しなくていけないのは喉頭がんと咽頭がん以外にも、甲状せんがんなど多数ある。千葉県がんセンター元センター長で、浦安ふじみクリニック院長の隆盛医師が語る。「食道がんの場合、食べ物が『のどにつかえる』という症状が出てきます。これは食道が狭窄しているか、隆起しているからです。この症状が出てた時は、がんは早期ではありません。反回神経という器官にがんが浸潤していたりその周りのリンパ節に転移している場合、声のかすれが出てくることもあります。これはかなり末期の症状とえます」
他にも初期の肺がんでは咳や淡が長く続いたり、血痰が出ることがある。国立がん研究センター中央病院頭頸部外科の松本文彦医師が語る。「気を付けなくてはいけないのは、ピンポイントで違和感のある部分がわかるケースです。のどを指差して、『右側のこの辺りに違和感がある』と感じる際は、何らかののどのがんである可能性があります。この場合の進行度はまちまちで、ステージ1でもこのようなピンポイントの違和感が出ることがあります」
前出・竜氏が話す。「食道内視鏡検査と上部消化器官造営検査」(バリウム食道検査)という二種類の検査があります。バリウム検査では早期がんを見つけるのは困難ですが、内視鏡は非常に有効です。特に今は経鼻内視鏡といって、非常に細く、咽頭、喉頭、食堂などすべてをチェックできる検査もあります」
初期のがんは自覚症状がないものが多い。それだけにのどからのサインは非常に貴重だ。風と思い込まず、「もしかして、」がんなのでは」と立ち止まってほしい。
『週刊現代』12.29
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