加藤のメモ的日記
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2018年04月06日(金) 物忘れと記憶力のすべて ��

脳の神経細胞は、成人になっても新たに生まれ続けている。これは日々の対策によって物忘れが防止できることを示している。人間が得た情報はまず脳の中心部に位置する海馬と呼ばれる部位に一時的に保存される。この情報が「短期記憶」だ。短期記憶は海馬で「必要か否か」に分けられ、不要と判断されれば消去される。横浜新都市脳神経外科病院内科認知症診断センター部長の真鍋医師は、「短期記憶のうち8割は一か月もすれば忘れてしまう」と説明する。

一方、海馬から必要と判断され、倉庫の役割を持つ大脳皮質に貯蔵されるのが「長期記憶」だ。長期記憶は短期記憶と比べ忘れにくい代わりに、必要に応じて海馬が大脳皮質を検索して情報を取り出さねばならないため、思い出すのに時間がかかることがある。また、海馬の機能が低下すると貯蔵場所がわからなくなり、記憶がはっきりと思い出せなくなってしまう。

これらが老化による物忘れだ。誰にでも起こりうるこうした物忘れには、すぐ実践できる対処法がある。学生時代の友人の顔は思い出せるのに、名前が思い出せない場合、名前を使ったダジャレを考える。これは長期記憶を思い出せないケースだ。加齢などにより海馬の機能が低下すると、長期記憶が検索できなくなる、長期記憶の中でも。固有名詞は最も思い出しにくい情報の一つされる。

前出・真鍋医師によれば、「固有名詞を思い出しやすくするためには、「覚え方を工夫すればよい」という。「名前だけを覚えようとせず、関連した情報を同時に覚え塊にすると効果的です。覚える情報を増やすことで、一つの情報を忘れても、他の関連情報芋づる式に思い出せる」(真鍋氏)例えば「山下さん」の顔と名前を覚える際、「やましい顔した山下さんと、名前に関連したダジャレと一緒に脳に焼き付ける。すると、思い出す際に顔を思い浮かべれば”やましい顔だから”山下さんだ”と思い出せるようになる。

歴史の授業で「鳴くよ(794)ウグイス平安京」と覚えた”語呂合わせ”もチャンクを利用した記憶法の代表例だ。昔話を何度もしてしまう場合、話し相手の顔をよく観察する。こちらは過去の行動を思い出せないケースである。「これは長期記憶のうち、自分の体験や行動にまつわる『エピソード記憶』が思い出せないケースである。「これは長期記憶のうち、自分の体験や行動にまつわる『エピソード記憶』が思い出せない状況です。

このものわすれをしないためには何かを話すときに相手の表情やリアクションに注意することです。相手がうんざりした表情になったりイラついたりすれば、脳の前頭葉が”あ、同じ話をしたことがあるんだ”と類推して気づくことができ、再発を防げます。ただ、固有名詞などと比べてエピソード記憶を忘れるケースは決して多くない。そのため、この場合は”危ない物忘れ”、すなわち認知症である可能性もあるので、医師に相談してください。(同前)



『週刊ポスト』5.5


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