加藤のメモ的日記
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2017年01月06日(金) 「すしざんまい」がゲット

マグロ歴代2番目「すしざんまい」がゲット

築地ラス競り 恒例の初せり 来年は豊洲の基準値次第

東京・築地の中央卸売市場で5日、今年最初の取引となる「初競り」が実施された。注目のマグロでは、青森県大間産の212キロが7420万円の最高値で競り落とされた。ちょうど1年前は、昨年11月に江東区の豊洲新市場に移転する予定だったため「築地最後」とうたわれたが、土壌汚染の懸念から、いまだに移転時期は決まっていない。築地の初競りは今年が最後なのだろうか?

1238匹集結

初競りで最も高い値のマグロは「一番マグロ」と呼ばれる。今年は7420万円で競り落とされた、212キロのクロマグロで、1キロ当たり35万円で、1キロ当たり35万円。すしチェーン「すしざんまい」が6年連続で競り落とした。木村清社長(64)は「ちょっと高かったね」とこぼしたが「マグロでしか貢献できないけど、日本経済が元気になってほしい。お客さんに食べてもらって、おいしいと言ってもらえば、私はそれでいい」と語った。

この日、全国から築地に集結したマグロは、計1238匹。仲卸関係者は「不漁年だったからマグロは少ない。200キロ前後は4匹ぐらい。その中であのマグロ。すごい」とうなった。7420万円は、記録のある1999年以降、2013年の1億5540万円に次ぐ史上2位の高値だ。通常なら1キロ当たり2〜3万円が通常のご祝儀相場。正月の風物詩とはいえ「この高値がマグロの取引価格と勘違いされるのは困る。築地が目立つのはありがたいけど」と話す仲買業者もいた。

活気あふれる競りの中、今年こそ「最後の築地」の思いも交錯した。当初は昨年11月に豊洲に移転することになっており、1年前は「築地最後の競り」と注目された。だが小池百合子都知事の就任後、豊洲新市場建設地の土壌の安全性に関する問題が次々に発覚。いまだ、はっきりとした開場時期は決まっていない。豊洲に移転する市場関係者は「現状では豊洲移転すら白紙になる可能性だってある。移転するにしても早くても来春ぐらいじゃないか」と話した。

喜代村の木村社長も「移転?大丈夫なんですかね。食品を扱う市場なんだから、そんな簡単には決まらない。もしかすると、来年の初競りは、まだ築地にいるかもしれないね」と話していた。


残り90分の1匹

最高値で競り落とされたクロマグロの産地は青森・大間。「第56新栄丸」の竹内正弘船長(65)が昨年12月30日の午前10時ごろ釣り上げた。大間漁協では、正月休みととして30日正午から1月3日までを禁漁としている。クロマグロの代表産地としてそられる大間沖も、今年はマグロのヒット率が決して高くはなかった。禁漁まで残り90分で釣れた奇跡の一匹だった。



加藤  |MAIL