「まさか3回目の放送で5％台にまで下がるとは……正直、日曜のゴールデンタイムでこの数字は、とても厳しいと言わざるをえない」フジテレビ関係者がこう言って頭を悩ませているのが、古館一郎が司会を務める「フルタチさん」だ。「1回目、2回目が8％台だったのに3回目に一気にダウンした。この落ち方を見ると、視聴者に見限られた可能性も高い。()放送記者)

古館が「報道ステーション」を卒業してから初めてのMC番組。フジテレビにとっても「勝負ダマ」で、番組は鳴り物入りで始まった。「元々、『古館さんのために2時間枠を確保しますから、好きなようにやってください』と声をけたのはフジテレビ側。実際番組内容は古館さん主導で決まりました」（前出のフジテレビ関係者）

思わぬ低視聴率にも、古館自身は余裕の構えを見せているという。「『報ステ』の視聴率を12年間キープし続けてきた実績に自信があるようで、『じわじわ上がってくるから、見てなさいよ』と明るく話しているみたいです。そもそも古館さんが『気になったこと』を話すのが番組のコンセプトだけに、誰もコントロールできない」（前出のフジテレビ関係者）ドラマだけでなくバラエティも「キャスティングありき」。これでは浮上は難しい。

週刊テレビオヤジ


『週刊現代』12.10

加藤　 ｜MAIL