加藤のメモ的日記
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2014年09月06日(土) 殺人「エボラ出血熱」 ��

体中から血が噴き出し、あっという間に死に至る

報じられない、日本人感染ルート  過去最大の感染拡大

路上に横たわった一人の男性。赤い斑点が全身を覆い、目、口、花、肛門……体中の孔(あな)という孔から血が流れ出し、地面に血だまりをつくっている。その周囲には十数匹のハエが飛び回っているが、近づこうとする人間はだれ一人いない。西アフリカに位置するリベリア。その首都、モンロビアスのスラム街、セントポールズ、ブルッジでは今、こうした光景が至る所で目撃されている。

「この地域では、エボラ出血熱の患者が複数出ているため、死者が出たらすぐに火葬しなければならない。ですが、エボラの患者が家族に出たとわかれば、隔離施設に送られたり、村人から村八分のような扱いを受けることもあるので、遺族は報告したがりません。結局、遺体を家から引きずり出し、道端に放置してしまっているのです」(現場を取材した英国人記者)

ウィルスぬ蝕まれた遺体が放置されれば、そこから感染が拡大してしまう。この事態に対応するため、リベリア政府は遺体回収チームを特設する事態となった。「リベリアでは、すべての病院が閉鎖されました。医師や看護婦への感染が続出しているからです。9人の医師が感染し、看護師にいたってはこの6週間で44人がエボラで死にました。今、420万人の人口に対し、たった50人の医師しかいない状況なのです。感染しても行くところがないので、呪術師のところへ行って治してもらおうとする人が後を絶ちません。治るはずはないので、そこから更に感染は拡大してしまう。もう、手の付けようがない状態に陥っています」アフリカ各地でエボラ出血熱の治療に当たった米国ジョージア州のフランク・グローバー医師は、現地の状況をこう語る。

西アフリカで猛威を振っているエボラ出血熱。そのウィルスの勢いをとどまることなく、急速に感染が拡大している。世界保健機構(WHO)の発表によれば、ギニア、シェラレオネ、ナイジェリア、リベリア4カ国における感染者数は1975人、死者は1069人に達する(2014 8月13日時点)。過去最大の感染拡大を受け、8月8日、WHOは緊急事態を宣言した。治療薬や予防のためのワクチンはいまだ開発されておらず、発症すれば即、死に至る。まさに最強のウィルスが、増殖を続けているのだ。

そのウィルスは、恐るべき獰猛さで、人間の体内のありとあらゆる臓器を蝕んでいくという。一度体内に侵入すると、爆発的な勢いで増殖を始め、血液に乗って全身を支配する。進行するにつれ、血液を凝固させる成分が結集し、血栓を作り出す。それが、肝臓、腎臓、肺などに回ると、毛細血管が詰まり、血流が遮断され、臓器の機能は停止する。

組織は壊死して融解していき、出血による点状の赤斑が皮膚に現れてくる。次第にそれは拡大していき、わずかな力が加わっただけで、全身の至るとことから出血するようになる。歯茎、腸管……凝固する能力を失った血液は、一度噴き出すと留まることなく流れ続けるという。その結果、多臓器不全、大量出血によるショックで、感染者は、感染者はまたたく間に死に至る―。

P57

『週刊現代』8.30


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