加藤のメモ的日記
DiaryINDEX|past|will
「ガンが治る人」の数は増えている
今年1年間にガンにかかる人は、推計88万2200人。これは国立ガン研究センターが7月に発表したデータだ。高齢化に伴って、日本におけるガンの患者数は年々増加し続けている。しかし、治療技術が急速に進歩を遂げているの事実。「ガンが治る人」の数も着実に増えている。「ガン治療は長足の進歩を遂げています。10年前と今ではまるで別世界。この10年間で昔の100年分ぐらいの進歩があったといっても過言ではありません」
東京慈恵会医科大学腫瘍・血液内科の相羽教授はこう言う。ガンが不治の病といわれたのは過去の話。なぜガンが発症するのか、そのメカニズムが解明されつつあり、ガンは「治る病」に近づいている。「ガンは、遺伝子の異常によって生じる病気です。どの遺伝子の異常が原因となっているのか、それを知ることで、分子レベルで確実に効く薬ができるようになっています」(相羽教授)もはや、発症する臓器ではなく、ガンの遺伝子の性質によって治療法を選ぶ時代へと突入しているのだ。
薬物治療の分野で言えば投薬前にガンの遺伝子型を調べてその患者に合った薬を予測する「コンパノン診断薬」が普及している。現在対象となっているのは、肺ガンや大腸ガン、白血病など事前に検査をすることで、無駄な治療を受けずに、副作用も最小限に抑えられる。
『週刊現代』8.9
|