加藤のメモ的日記
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2014年07月23日(水) ガンは治る ��

ガン治療の限界に挑む研究者たち

ガンが治る時代に突入したとはいえ、人類が「ガンを克服した」と断言するのは時期尚早だろう。「早期発見・早期治療」ができればいいが、発見が遅れてしまった場合、完治はいまだに難しい。周囲の組織に浸潤し、血液やリンパに乗ってガン細胞は全身に回ると、骨や他臓器で増殖するがん細胞をすべて死滅させるのは不可能に近いからである。

だがそんなガン治療の限界に挑戦し続ける研究者が全国にいる。進行ガンといかに闘い、余命を伸ばすか、それが彼らの目指すところだ。ガンの中でも悪性度が高く、予後が悪いといわれるすい臓ガン。それを対象にした『ウィルス療法』を研究しているのは、名古屋大学医学医学部付属病院の粕谷教授だ。「ガン細胞に感染して殺傷するヘルペスウィルスの性質を使って治療します。まだ臨床研究の段階ですが、この治療で進行ガンが縮小し、手術で切除できるようになったケースもありました。生存率が大幅に伸びることも期待されます」

研究段階でも諦めない

ガンが全身に転移すると、手術や根治的な放射線治療ができず、抗がん剤の副作用で体が衰弱していくケースが多い。そこで、新たが「第4の治療法」として注目されているのが免疫療法だ。「患者自身の血液から抽出した物質を培養して投与することで、ガン細胞を死滅させる免疫療法(NKT細胞)を活性化させる治療法を研究しています。副作用のない良い状態でいかに生存期間を伸ばせるかがポイントですが、平均の生存期間が10カ月以上伸びたというデータもあります」(千葉大学・本橋教授)

上の表に記したのは、まだ研究段階だが、ある程度安全性が確認されて、効果も出始めている治療法ばかりだ。保険許可されて多くの病院で治療が受けられるようになるには、まだ検証と時間が必要となるが、注目されている最新のガン治療法であることは間違いない。これらの研究は、適応条件に当てはまった人しか参加することはできない。受けた言治療を実施している施設に問い合わせて、自分が研究の対象になるか確認する必要がある。

該当すれば、研究に参加するための同意書へのサインをした後に、治療が開始される。参加する際には、自身の主治医にも相談することをお勧めする。あくまでも緩急段階のため、確実に効果が出るとは限らない。だが、諦めずに、こうした治療を試すのも一つの方法だろう。


『週刊現代』8.9


加藤  |MAIL