加藤のメモ的日記
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2009年12月26日(土) 相対性理論

アインシュタインの相対性理論のオリジナル論文のタイトルは「動いている物体の電気力学」という味をそっけもないものなんです。内容的には、ここにあるように「運動学の部」と「電気力学の部」の二部に別れていますが、そのエッセンスは、その前のはしがき的な部分のわずか3ページの所にあります。そこで力説されていることは、「絶対静止空間」が存在しないということです。相対的というのはそういうことなんです。

あらゆる運動を記述するのにその原点となるような絶対静止空間がなく、運動はすべて相対的にしかわからない、相対的にしか記述できないということなんです。アインシュタインの相対性理論は、ニュートン以来の古典物理学の世界像をひっくり返し、物理的世界像のパラダイムを大転換させた理論であると評価されています。


机の上で学ぶことには限りがる。新聞を読んだり、本を読んだり、あるいはTVの報道番組などを見ることによっても、この世界の諸相を見ることができるが、そういうメディアを通した情報から絶対に得ることができないものがある。それは生の現実感覚である。

生の現実は、実体験を通してしか知ることができない。現実そのものがリアルタイムで進行中の現実空間に自らの肉体を置き、五感のすべてを動員して、全人格的な体験として現実のすべてを吸収するのでなければ生の現実感覚というものは得ることができない。

一度そういう体験をしてみると、とくにメディアを通じてすでに事実関係をある程度知っているものについてそういう体験をしてみると、現実体験そのものとメディアを通じての情報体験との間に、どれほど大きな落差があるかがすぐにわかるだろう。そういう落差の存在を知り、その大きさを知ることが大事なのである。


『脳を鍛える』


加藤  |MAIL