加藤のメモ的日記
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■植物性発ガン物質 黒コショウ、ナツメグ、ハッカ、サンショウ、ショウガといった、日常的に使用している香辛料の中に広く含まれている。
■カフェイン コーヒー、紅茶、緑茶に含有され、細胞の染色体に変化を起こし、奇形細胞を作り出すことが明らかにされている。
人間の体内には「オンコジーン」とよばれるガン遺伝子が存在している。これが目を覚まさない限りは、我々はガンとは無縁の生活を送ることができる。しかし時としてこのオンコジーンが外からの刺激を受け、目を覚ます。その刺激となるのがタバコ、放射線、ウィルス、各種の発ガン性食品群。これら発ガン物質のことを専門的にはイニシエーター(初発因子)とよんでいる。イニシエーターが、ガン遺伝子を担っているDNAを刺激しつつ傷つけ、突然変異を起こさせるのである。
今、日本で免疫賦活剤として厚生省に認可されているのは、瓦たけたら抽出されたもの、シイタケから抽出され生成されたもの。そして末広竹から作られたものの3種類である。この3種類ともすべてキノコからとったの者であるのが特徴である。魚の焼け焦げなど活性酸素の化合物にレモンの搾り汁をかけると、ビタミンCが働いて活性酸素をつかまえ安定した物質に変化させる。
腸内にはビフイズ菌をはじめとした善玉菌と、ウェルシュ菌を代表格とした悪玉菌が生息している。このうち何らかの原因でウェルシュ菌が増加すると老化が促進されガンになりやすい体質になる。リンゴに含まれるペクチンは、善玉菌のえさになるため、腸内細菌のバランスを好ましい方向に整える働きをする。また便の量を増やすことにより大腸を刺激し、便の排出を早めるため、発ガン物質の吸収を防ぐのだ。
にんにくに含まれるアリキシンの発ガン抑制効果に注目したのが国立がんセンター研究所である。マウスの実験により、アリキシンには発ガンプロモーターの作用を阻害することが証明されている。さらにニンニクと同じく玉ねぎ、ラッキョウ、ニラ、青ネギ、白ネギといった食品に関しての研究も展開されている。キノコ類に抗ガン作用のあることは古くから知られているが、農林水産省食品総合研究所では特にマツタケから抽出した抗腫瘍タンパク質の抗がん剤化を進めている。
生物界で「還元署」という重要な役割を担うキノコ
食物繊維は大腸がんを防ぐというのは、今や世界の常識。そしてキノコはその食物繊維をたっぷりと含んでいる。キノコは古来より「老化を防止、長寿を導き、仙人のようになれる」と巷間伝えられて来た存在。中国に限らアメリカ、旧ソ連、カナダにも同様の言い伝えがあるし、日本でも「日本書紀」の中にもマンネンタケの薬理効果に関する記述が見受けられる。
キノコに含まれるβグルカンには人間の免疫力を高める効果がある。例えばガンの最大の要因の一つとされるタバコ。まったく吸わないのに肺がんに侵される人と、一日2箱を吸っても全く健康体だという人もいる。これらは免疫力の差だといっても過言ではない。このようにキノコに含まれるβグルカンは、免疫力を高めることにより、身体の中に侵入した細菌や異物を撃退したり、感染したとしても発病を抑制するパワーを我々に与えてくれるのである。
またシイタケには、血管内で血小板が凝固する血栓を防ぐ作用がある。とくにシイタケの胞子には、インフルエンザ感染症などを撃退する抗ウィルス作用のあることが明らかにされている。もちろんキノコをはじめ、味噌、しょうゆ、納豆、ヨーグルトなど微生物菌体を含む菌食を摂ることが体にいい。その中でもまずキノコをおすすめしたい。キノコを食習慣に取り入れることによって体の免疫機能は確実に向上するはずである。
このようにキノコは実に多くの薬理効果がある。中でも注目されるのは、免疫力を高めることによってもたらされる抗ガン効果だ。それが私がキノコを研究するにいたった動機でもあるのだ。木のこと抗ガン作用の関連性を示す疫学調査の礼は実に多い。
例えば東京都と山梨県の境目の山間部である山梨県・ゆずり原村。ここは昭和27年にバスが開通するまでは「陸の孤島」とでも呼ぶべき寒村だった。しかし村人は健康で長寿。日本でも有数の長寿村だったのだ。長寿の秘密を探るべく当地治には世界各地から学者たちが訪れた。その結果明らかにされたのがいわゆる「長寿色」である。長寿食の内容は「こんにゃくの刺身」「冬菜のおひたし」「里芋、ニンジン、ゴボウの煮もの」といった食物繊維たっぷりの素材、そしてシメジの油炒めと、キノコを常食にしていたこと。
『ガンの特効食』
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