加藤のメモ的日記
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| 2009年11月06日(金) |
人の心の不思議パワー |
テレビや雑誌などに、超能力者と呼ばれる人たちが登場して、次々に凄いワザを繰り広げている。例えばスプーン曲げのような素朴な”念力現象”に始まり、封じられた箱の中身を言い当てる”透視”遠く離れた場所で起きた大事故を感知する”テレパシー”」地球の終末・人類の運命を言い当てる未来予言など、通常では考えられない能力を彼らは発揮する。
また身の回りでもちょっとした不思議なことはよく聞かれる。親しい人の死を虫の知らせが告げる、死んだはずの肉親が夢枕に立つなど……。こんなことがトリックや、単なる偶然でなく本当にあるのだろうか。現代は科学の時代。何でも科学で解き明かそうというのが世の流れである。その中で、今だにに解明されない最大のミステリーとして、人々の関心を集めているのが人のココロ。そしてどうやら数々の不思議な現象は、そんな人のココロが持つ未知なる力なせるワザらしいのである。
そこに鋭く迫ったのがこの超心理学という学問である。怪しげな研究と思われがちだが、超心理学とは、原因不明の現象や人の未知能力に実験・統計などから迫った、れっきとした科学なのだ。たとえば念力現象のの謎に挑んだサイコロ実験というものその一つである。
もし、狙った数字の目を思うままに出せるとしたら……。そんな都合いい能力を実はだれもが潜在的に持っているということが、この実験で証明されている。つまり超能力というのは大なり小なりどんなん人にも備わっている、ということ。その力にあなたが気づいていないだけなのだ。
また、テレパシーの実験は、人間だけでなく、植物や動物などをも対象に行なわれ、信じられないような結果の数々が報告されている。そして明らかになったのは、そのような能力が生き物すべてに共通するということ、そしてどうやら遺伝子と深くかかわりあっているらしいということだ。
そんなココロのパワーの謎に迫り、一つ一つ解き明かそうと試みたのが本書である。科学の目から見ても、この世の不思議な現象は決していかさまではなく、疑いようのない真実としてどうやら存在しているのである。
●タイタニック号の遭難 1912年、、当時の世界最大の客船タイタニック号が、大西洋で氷山に激突して沈没した。1500人以上が死亡したこの惨事は映画にもなり世界的に知られている、ところが、タイタニック号の遭難とほとんど同じ内容の小説が、遭難事故の14年前にすでに書かれていたのだ。小説家はなぜ未来の現実を先取りした小説が書けたのだろうか。
タイタニック号は1912年の4月10日、イギリスのサザンプトン港を出航した。イギリスが誇る世界一の豪華客船の処女航海であった。予定通りの航路を進んだ同船は、4月15日北大西洋を全速力で航行中、氷山に激突して沈没。乗船者2207名中1512名が死亡したのである。
あまりの大惨事に世界中が騒然となる中で、不思議な一致に気づいた人がいた。ヴァージニア大学の心理学者スティーブンスンである。彼は14年前に書かれた小説「タイタン号の遭難」が、タイタニック号の事故と内容が酷似していることに驚いたのだ。「タイタン号の遭難は1898年にモーガン・ロバートソンという作家が書いた小説であった。
船名がよく似ている。事故が大西洋でおこる、季節が4月であること、そして氷山と激突することまでが同じであった。タイタニック号とタイタン号は排水トン数、乗船者数、救命ボートの数などよく似ている。船のサイズは同じぐらいであった。ロバートソンは小説を書いただけであった。書くことに没頭していた作家が自分でも無意識のうちに予知能力を発揮していたと考えることは十分に可能である。
小説を書くなど、一つのことに意識が集中していくと「我を忘れた心理状態」になる。これは「フロー状態」といわれる心的状態と同じで、意識と無意識のギリギリの境界線上にいるようなものである。つまり、普段気付かないよう思わぬ能力を発揮しやすい状況が生まれる。その結果、14年後の出来事を予知したのかもしれない。ということは運命からだれもが逃れられないということなのかもしれない。
『超心理の謎』
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