加藤のメモ的日記
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2009年10月13日(火) それはさておき

…個々のテーマによってはかなり理解しにくい部分があるかもしれない。その場合、よくわからないところはとりあえずぼんやりした理解にとどめ、そこはカッコを入れて先に進んでしまうのがいい。これが少し難しい本を読む時の一番のコツである。本というのは、必ずしも一読して全部を理解する必要はない。著者の説明の仕方が悪いから理解できないということがしばしばあるし、著者が間違っていることも稀ではない。

そういう書物に付き合っていると頭が悪くなるなるから無理に付き合わないほうがいい。(本書だってこの著者には付きあえないと思ったら、途中でやめたほうがいい)。また目の前のテーブルいっぱいに御馳走が並べられているからといって、無理して全部食べる必要はない。適当に移りばしで味見してみて、本当にうまそうだと思ったら腰を据えて食べ始めればよいのである。

まずい皿があったら、とりのけて食べなくたっていっこうにかまわない。食べ物なら食べ残しを後から食べなおすことが出来るが、例外なしにまずい。本なら何回でもあとから食べ直すことができる。いい本なら後からもう一回賞味した直したほうが、前よりおいしく食べられるということが少なくない。


『脳を鍛える』 立花隆


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