加藤のメモ的日記
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『ホットゾーン』(小学館文庫)という本がある。これはエボラウィルスとという史上最悪のウィルスを扱った本である。この本を読むと新種のウィルスがいかに恐ろしいか油断ならないものであるかよくわかる。エボラウィルスと今回の新型インフルエンザでは大きな差があるが、ウィルスの怖さは正体が見えないことにある。今の段階では致死率の低いウィルスかもしれないが、これがいつ突然変異して凶暴なものになるかまったく予想できないことだ。
『ホットゾーン』によれば、HIVウィルスが世界中に広がったのは、アフリカ中央を貫く高速道路ができたことと関連があるのではないかという。アフリカの奥地に何らかの動物を宿主としてひっそりと生き延びてきたウィルスが、道路建設にともなう何かのはずみで一気に覚醒したのではないか、と。すると、ウィルスの流行というものは現代病であるともいえる。ちなみに今回の風邪の新型ウィルスは福岡では福岡空港周辺の小学校から発生した。飛行機によってウィルスが運ばれてきて、免疫の弱い小学生から発症したのだろう。
飛行機で人がすばやく都会から都会へと移動する時代に、人類は生き残っていけるかと思う。最近読んだ科学雑誌で、タミフルという薬は、八角から作られるということだ。中華料理調味料の八角である。これほど意外な組み合わせもまたとあるまい。ちなみに今では人工的にも作られるらしい。また八角をいくら食べても全然タミフルの代わりにはなってくれないらしい。
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