加藤のメモ的日記
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2008年12月18日(木) ガン―血液の汚れ ソバ 生姜について

西洋医学的な立場では動脈硬化、高血圧、血栓、結石などはすべて体にとって悪い反応(病気)だとみなす。そのため西洋医学では、そうした症状に対しては手術で切除したり、薬物で抑えたり表面の現象を消し去ろうとする。つまり、病気の原因については云々せず、結果を取り去ろうとする。しかし、血液の汚れはそのまま残ってしまう。こうなると、残っている血液の浄化法としては、出血させることと、一か所に汚れを固める方法くらいしかない。

この二つの血液浄化法が具現された病気がガンである。ガンの特徴的な症状として出血がある。喀血(肺がん)、吐血(胃がん)、下血(大腸がん)、血尿(腎臓、膀胱がん)不正出血(子宮ガン)などは、ガンが必死に浄血を図っている様子と考えてよい。つまり、出血によって汚れた血液を体外に排出しているわけだ。また、汚れを一ヶ所に固めてできたものがガン腫である。

アメリカの医学者で栄養学者でもあるパーボ・アイローラ博士や、日本の自然医学界の最高権威・森下敬一博士は「ガンは血液の汚れの浄化装置である」という考えを主張してこられたが、東洋医学的視点からすると、まさに肯定できるのである。その他、胃潰瘍の出血や脳出血、小さいところで鼻血や痔の出血、歯肉からの出血、月経過多なども血液浄化の一つと考えてよい。

出血はもちろん、直ちに医学的処置の必要がある脳出血や潰瘍からのものなどもあるが、これらは病気であるというサインと同時に、血液が汚れているというサインでもある。したがって、こうした出血性疾患の根治療法は、血液をきれいにすることに尽きるわけである。

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ソバは消化がよく、胃腸に負担がかからない。また糖分及び八種類の必須アミノ酸をすべて含む優秀なタンパク質、ビタミンやミネラルが存分に含まれるうえ、北方産で濃い入りをしているので、体を温める作用に優れている。必要な栄養分をとりながら、体を温めると言う点で理想的な捕食メニューである。

これにネギや七味唐辛子をタップリかけて食べると、ネギに中に含まれる硫化アリルや唐辛子のカプサイシンが血行を促し、体を温めて発汗作用を発揮するために血液をきれいにしてくれる。また、ワサビには食欲増進効果のほか、大腸菌、ブドウ球菌、緑膿菌などに対する抗菌効果があり、食中毒を防ぎ整腸作用を促す。加えて胃や十二指腸潰瘍の予防や改善にも役立つ。

温かいワカメそばやトロロソバにすると、さらに効果が倍増する。ワカメにはさまざまなビイタミンやミネラル、食物繊維が野菜よりもずっと多く含まれており、降圧作用や抗コレステロール作用を有するアルギン酸や抗がん効果のあるセレニウムなども含まれている。山芋には滋養強壮作用を有するネバネバ成分のムチンや血糖を低下させる成分をはじめ、消化酵素のジアスターゼやアミラーゼも含まれている。

漢方薬には2000年の歴史がある。その漢方薬の中で、7〜8割に生姜が含まれている。風邪薬の葛根湯、胃薬の安中散、肝臓薬の小さいこ湯、胃腸の薬などである。「生姜なしには漢方は成り立たないと言われるゆえんである。なぜなら生姜には、「気、血、水」の流れが悪くなると疾病が起こるとされているからだ。



「体を温めると病気は必ず治る」石原結実


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