加藤のメモ的日記
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ノーベル賞とは、ダイナマイトを発明したスエーデン生まれのダイナマイトの遺言により、207億円の遺産の利子を人類に貢献した人に送る賞のことである。金額は1億4000万円で、化学、平和、物理学、生理学、文学などさまざまな部門がある。同じ分野で複数人が受賞した場合は賞金は分割される。
今回の日本のように3人が受賞した場合は、1億4000万円が関わり方によって分割される。南部洋一郎氏7000万円、小林誠氏3500万円、益川敏英氏3500万円となっている。
ノーベル賞は世界的に権威のある賞だが、自分で立候補することはできない。ノーベル賞には推薦人がいる。世界各地にいるとされる推薦人。その数は日本人の場合一部門あたり10人以上いるが、公平を保つため絶対に公表されないが、プラズマ理論でおなじみの早稲田大学の名誉教授大槻氏は、6人推薦したということだ。
彼にはスェーデンの科学アカデミーが、いきなり書類をバサッと送って来たという。必要な事項を書き入れて、これぞと思う物理学者を推薦してほしいと言ってくる。誰を推薦したかは言わないのが原則ということだ。今年の4人の日本人も彼は数年前から推薦したということだ。彼は「なんで私が推薦した年に決定しないのか!」と怒っている。自薦も認められないのだろう。
推薦人は全員ボランティアで報酬はない。ボランティアが複数の候補者を上げそこからノーベル賞関連機関がノーベル賞受賞者を決定する。毎年12月10日、ノーベルの命日にスエーデン、ストックホルムでノーベル賞受賞式が行われる。
ノーべ賞受賞者の渡航費用やホテル代は無料、家族など関係者は17人まで無料で招待される。授賞式の後は華やかな晩餐会がある。ここでの2分間のスピーチは英語が基本である。
『世界丸見え特捜部』
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