加藤のメモ的日記
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2008年11月12日(水) キャベツ

キャベツは体の調子を整えたり、数多くの薬効のある野菜である。ビタミンCや食物繊維が多いことはよく知られている。そのほかにキャベツは消化を助ける。「キャベジン」という薬があるように、キャベツに含まれるミネラルの塩素と硫黄、そしてビタミンUは消化を助けて腸の働きを活発にし、さらに胃腸を浄化する。

またキャベツには血液凝固作用のあるビタミンKも含まれている。そのために潰瘍などのただれや皮膚の傷、火傷にも効果がある。さらにキャベツには解熱効果もある。これがどんな成分によるものはわかっていないが、熱をさましたい部分にキャベツの葉をもんで当てておくと、やがて葉が熱を吸収してしんなりしてくる。何度も取り替えると効果が出る。キャベツの原産地はヨ−ロッパで、日本に伝えられたのは幕末から明治のことである。ヨーロッパには「貧乏人にとって、キャベツは医者」という格言があるほどで、古くから庶民のあいだでも頼りにされてきた。

ビタミンUは外側の緑の濃い部分に多く、ビタミンCは芯に多いのでまるごと利用するとよい。新鮮なものは巻きがしまってずっしりと重く葉につやがある。下のきり口は割れや変色がなく乾燥していないものが新しい。生のままでサラダにしてもいいが、最も薬効を実感できるのはジューサーにかけるか、清潔なふきんで包んで絞りジュースにして飲んだ場合だろう。青臭いのが苦手ならトマトやオレンジジュースと混ぜると口当たりがよくなる。





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