加藤のメモ的日記
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2008年07月31日(木) 頭をよくする私の方法

*読んだものは必ず「要約」してストック

私は本を読んだら「自家用のメモ」にしてしましまう。つまり要約して手元に残すことにしている。と言っても、何でもかんでも要約しているわけではない。要約したいと思っているものを要約しておく。私は相当数の本を買って読んでいるから、それを全部要約していたら、いくら時間があっても足りなくなる。だから自分で要約しておきたいと思ったものだけに限定するのである。

「要約」と言っても一冊全部をやる必要はない。その本の中で自分が興味を持っていることと関係するところだけをやれば十分である。

たとえば、ある本の中に100の話題があったとして、そのうち10が私の関心に引っかかれば、それを要約するのである。要するに「欲しいところだけを取る」ということである。要約は「頭の鍛錬」にはうってつけのトレーニングでもある。

「読んだ本を要約している暇はない」と言う人も、「頭のトレーニング」としてやってみる価値はある。例えば文庫一冊を400字詰め原稿用紙10枚くらいにまとめてやってみるといい。

要約のトレーニングをやるとどんなメリットがあるだろうか。まず「書く力」と「読む力」の両方を高められる。そして物事のポイントを見抜く力が養われる。「ポイント」を言い換えると「要点」となろう。つまり「要点をつかむ」力が養われるということである。これは仕事でも勉強でも非常に大切なことである。

『頭をよくする私の方法』 竹内 均 

竹内 均(たけうち ひとし)福井県に生まれる。東京大学名誉教授。理学博士。地球物理学の世界的権威。科学雑誌「ニュートン」の編集長として、青少年の科学啓蒙に情熱を傾けるかたわら、「人生の幸福」について深く探求し著者一流の自己実現の具体的な方法を書く。1920年生まれ。学生たちの間では「タケキン」と呼ばれているらしい。



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