加藤のメモ的日記
DiaryINDEXpastwill


2008年04月20日(日) 大蔵官僚のキャリアとノンキャリア

A) そうですか、あの騒動ではキャリアにも動揺が走ってますか?
B) 彼らは今までみたいな威張り方を省内ではできなくなりましたから。

A) と言うことは、それまでは威張ってたんですか。
B) それは威張ってたと言う段階じゃなくて、同じ部屋にいても我々はまったく犬コロ扱いですからね、人間扱いじゃないから。

A) いやあ、衝撃、犬コロなんですか。日本が戦前、中国人にした扱いと同じような差別的表現、犬コロとまで言いますか!例えばどのような犬コロ差別をされたんですか。
B) 東京湾道路でも、地下鉄でもいいんですけど、そういう大きなプロジェクトについて、細かいコスト計算、需要予測をする作業は当然大変なわけですよ。その成果を例えば課長補佐のところに持っていく。課長補佐まで行かなくたって、係長クラスの以下の本当に若いやつに持っていくときでも、どういうわけか彼らは必ず机の上に足を乗っけているわけです。

A)足を乗せているんですか、キャリアは。
B) それも、それまでは普通に机に向かってものを書いていたキャリアのやつが、我々が近づいていくと、その気配を察して急に両足を、靴底が見えるように、こちらのほうに向ける。

A) 靴底が見えるように?
B) バカバカしいけどこれは本当の話です。

A) なんでそんな子供じみたことをするんですか?
B) それが連中のノウハウなんですよ。

A)靴のそこを見せるのがノウハウ!?
B) だからキャリアはバカだと言うんです。そういうことでしか人を支配できない。 

A) あとはどんなことがあるんですか。例えば、ノンキャリアの10歳年上の人に対してどういう言葉を使うんですか。ある程度フレンドリーなのか、」「おい、お前」なのか。
B) 名前を呼ばれたことはまずないですよ。「キミ」と呼ばれるのはまだいいほうで「オイ」とか「コラ」とか「そこ」とかね。」要するに、人間を呼ぶときの言葉遣いじゃない。

『大蔵官僚の復讐』


加藤  |MAIL