子の年齢:6歳8ヶ月
土曜日は小学校の参観日だった。 最近の小学校は親が参加する行事が多いなぁ、と重いながら、パパも帰って来てくれて、2人で授業参観を見に行く。
今日の参観授業は、なんと「道徳」。 道徳かぁ、タテマエを錦の御旗で教える科目は、ママはニガテだなぁ。 ちーちゃんはどうなんだろう。
さて、当日、 教室に行くとちーちゃんがにこにこ寄って来て、廊下でクネクネ。
教室に入ると、国語で習っている「くじらぐも」の形の大きな綿が上に貼ってあった。 反対側には教科書の超拡大コピーで、生徒の感想とか、音読するときの工夫が書き込んである。 楽しく学べる工夫がすごい。 拡大コピーなので、先生がエネルギー使い切っちゃうこともないし。
1年生の道徳の授業は、国語の授業と大差なかった。 ちーちゃんは興味がないのか、そわそわキョロキョロ。体を真横に向けたり、指をしゃぶったり。 でも先生が質問すると必ず手を挙、当てられてないのに喋ってしまう。
そのうち離席しちゃうんじゃないかとハラハラして見ていると、今日の授業のテーマに関わってくる質問になった。
「車のタイヤでつるが切れてしまった時、かぼちゃさんはどんな気持ちだったでしょう?」
本文には「かぼちゃさんは泣きました」としか書いてない。 大勢の子が手を挙げ、「痛かった」「悲しかった」などの意見が出た。
「違う意見の人いますか?」
そこで手を挙げていたのは、ちーちゃんとDさんの二人だけ。 ちーちゃんがDさんのことを好きだということは、クラスで知らない人がいない。
ママはわくわくした。 ちーちゃんは何って言うんだろう? 今度はちゃんと当てられた。
「ハチさんとチョウさんの言うことを聞いて、違うところにつるを伸ばせばよかった、という気持ち」
おお! そうだ、その通り! 余計なことばかりしてたのに、いつ考えてたんだ?
Dさんは、ちーちゃんとは少し違った意見で、 「ハチさんとチョウさんの言うことを聞いて、つるを伸ばすのを止めればよかった、という気持ち。」
好きな女の子と成績を争うんなら、勉強も楽しくていいじゃんねー。
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