ちーちゃんままの日記

2003年10月21日(火) 眠れない

子の年齢:妊娠8ヶ月
読んでいる本:『立花隆先生、かなりヘンですよ−「教養のない東大生」からの挑戦状−』谷田和一郎著 洋泉社

 眠れない。
 久しぶりに夫のイビキを聞いた。久しぶりなので忘れていたが、そういえばイビキがすごいのだ。
 その上、一人で寝るには広すぎて寒々しい寝室が、今や狭くて暑苦しい。体感温度が2℃程上がっている気がする。
 むー、これをきっかけにいっきに妊婦不眠に突入か。

 不眠のおかげでメールの不具合が直った(これまでは受信しかできなかった)。

 『立花隆先生、かなりヘンですよ−「教養のない東大生」からの挑戦状−』は、たいそう面白かった。
 別の本を探して図書館の書架を歩いていたら、この本が「俺を読め!」と言わんばかりに目に飛び込んできたので読んでいるのである。
 わたしはこの立花隆氏の『脳を鍛える』を以前読んで一念発起し、『ファインマン物理学』を読み始めたというクチなのだが、やっぱりいきなり読んでもサッパリ判らなかった。『ファインマン物理学』は全部で5巻だったと思うが、まだ1巻の1/3も読めていない。わたしの如き凡庸な頭脳では理解できないのだろうと思っていたが、どうやら旗を振っている立花氏自身が理解していないらしい(ということが谷田氏の本に書かれている)。
 サブタイトルどおり谷田氏は、執筆開始当時、『脳を鍛える』で散々に馬鹿にされている東大生だったそうだ。たしかにわたしも教養がないが、立花氏も教養が無いではないか(立花氏の無教養がわかる程度には教養があるぞ)、ということが書かれてある。
 言われてみれば確かにそうだ。しかも立花氏の場合、その発言が強大な影響力を持っているのでタチが悪いのである。
 それにしても、この本のあとがきにもあるとおり、わたしも活字メディアを少しは信じていたので(だから本を読む気になれるのだ)、これ程までに立花氏の著作がひどいことを見せつけられると、ではこの谷田氏はどうなのか、とか、他にもこれまで感銘を受けてきた本はどうなのか、と全てが疑われて暗澹たる気持ちだ。

 そしてまた、イビキ。
 時差ボケの夫は8時に就寝し、地を這うようなイビキをかいている。

 銭湯に行ったら3才ぐらいの男の子が、わたしのお腹を見て「ぽんぽんが、おっきい!」と叫んだ。かわいー。


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