ちーちゃんままの日記

2003年10月19日(日) ほろ酔い加減で

子の年齢:妊娠8ヶ月
読んでいる本:『立花隆先生、かなりヘンですよ−「教養のない東大生」からの挑戦状−』谷田和一郎著 洋泉社

 妊娠してからどうも頭がおかしい。何週目からこんなになったのか定かでないが、いつもほろ酔い加減のようで頭がうまく回らない。
 ほろ酔い加減のようで、というのは、頭が回らないだけでなく、気分も高揚しているからだ。聴覚も少し鈍っているので、人前で鼻歌を歌ってジロジロ見られてしまったりする。

 そういう訳で今日は立体駐車場でパニックを起こした。
 この駐車場は、車に乗り込む前に清算を済ませ、ノーチェックで出庫するシステムになっている。
何度も来たことがあるので、清算には何の問題もなかった。ところが、車を発進させたところ、駐車券がないことに気づいた。
 カバンの底に沈んでしまったんだろうか?大事なものに限って奥底に沈みこむ。出口に着いてから探すと後ろの人の迷惑になると思い、車をちょっと脇に寄せて探すことにした。
 駐車料金のレシートはカバンの上に載せてあったが、駐車券はなかなか見つからない。レシートはぺらぺらで軽いからのっかってしまったんだろう。レシートで許してくれないかしら、と思ったが、機械は受け付けてくれない、と思い直し、カバンを逆さにして、中身を全部助手席のシートにあけてみた。見つからない。
 当然である、清算した時に回収されたんだから。
 それでもまだ気づかないわたしは、他の車にクラクションを鳴らされてしぶしぶ出口に向かった。係員にレシートを見せて説明するしかない、と思いながら。
 出口に着いたら遮断機がない。そうだった、あとは出るだけだった!

 これではまるでボケ老人である。

 普通なら残りの人生が心配になりそうな具合だが、そこがほろ酔い加減のいいところである。しばらくすると、そんな不面目もコロリと忘れてしまう。恐るべし妊婦。


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ちーちゃんまま