|
|
2005年08月09日(火) ■ |
|
『手紙』東野圭吾 |
|
『手紙』毎日新聞社 東野圭吾 犯罪者の家族に焦点を当てた作品。心ならずも強盗殺人を起こしてしまった優しい兄、そして残された一人きりの家族の弟はどのように生きていくのだろうか。
わたしは当初、弟に何らかの事件がおきるのだろうと考えていた。しかし半ば過ぎても何も起きない。しかしそれが現実というものだろう。そして『現実』とはなんと厳しいものか。殺人犯の家族は常にこういう試練に逢わなくてはならないのだろうか。わたしは差別をすることはないだろうと、思ってみる。うーむ、分からない。
ラストは少し涙ぐむ。 (05.06.15記入)
|
|